真山 英二
サノヤマ エイジ2000万円の住宅ローンを払うには?
マネー 住宅資金・住宅ローン 2009/10/02 21:252000万円の住宅を頭金なしで購入したいと考えております。
月々の支払いを現在の家賃6万弱と同額にし、ボーナスなしで考えております。
ある程度、貯金が出来た段階で、大きく支払いをし、元金を少なく出来ればとも思っております。
どのような金融機関を選ぶべきか?(何%の金利)、月々の支払い金額、優遇税制の活用、返済の裏技?など、無知な私にアドバイスを頂けると幸いです。
※現在35歳、年収450万弱、妻250万弱、子一人2歳
補足
2009/10/02 21:25契約時における注意点や流れなども教えていただけますでしょうか?
picpocpocさん ( 秋田県 / 男性 / 35歳 )
住宅ローンの金利選択に対する考え方
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
現在の超低金利において、住宅ローンの組み方としては、
・短期返済で金利優遇を最大限に活用した変動金利
・長期返済前提のフラット35等の完全固定金利
のどちらかだと思います。
金利に関する考え方は様々です。
残念ながら、住宅ローンを実務的に取り扱っていない専門家の方が、
根拠なく変動金利を避けるようなアドバイスしているのを散見します。
しかし、金利優遇を活用し、実質的な返済期間を考慮した場合に、
金利上昇のリスクを考慮しても、非常に有利な商品である場合があります。
不動産の購入に関しては、本体以外に
諸費用(およそ本体価格の5%〜8%くらい)がかかります。
諸費用まで借入することは可能ですが、
金利優遇が小さくなり、全体として損な場合が多いので、
なるべく諸費用は自己資金にしてください。
仮に2000万円を35年で借り入れた場合の支払例(ボーナス無し)です。
1.075%(変動金利で金利優遇1.4%が付いた場合)
⇒57,158円/月
2.475%(変動基準金利)
⇒71,231円/月
2.640%(フラット35 最低金利2009/10)
⇒73,008円/月
4.000%(某都市銀行の審査金利)
⇒88,554円/月
どうしても毎月の支払を6万円弱に抑えたいのであれば、
フラット35等の完全固定金利を選択する必要があります。
参考までに、フラット35の最低金利2.64%で毎月支払6万円の
借入金額は、1,643万円となります。
変動金利で、仮に審査金利まで金利が上昇しても
その返済比率(年収に対する住宅ローンの支払金額)は、
23.6%と一般的には安全な範囲に収まっています。
最終的には、一番重視することを家族で話し合って下さい。
例えば、毎月の支払(6万円以下)を重視するなら、
物件価格を1600万円程度に抑えてフラット35を使用して下さい。
また、どうしても2000万円の住宅を気に入っているのであれば、
変動金利を選択して、早期繰上げ返済で対応して下さい。