真山 英二
サノヤマ エイジ転勤の可能性がある場合のマイホーム購入
住宅・不動産 不動産売買 2009/09/24 13:5736歳既婚、地方国立大学教員。
機会に恵まれれば将来より良い大学に移籍したいですが、結果的に現在の大学に一生居続ける可能性もあります。移籍のチャンスは2年後かも知れないし、10年後かも知れず、予測は難しいです。この状況で現在の場所にマイホームを購入すべきかどうか悩んでおります。考え方をご教示ください。
現在の貯蓄1000万円弱。共働きだが子供ができたら妻は仕事をやめるつもり。私の給料は国立大学なので公務員並です。
今興味を持っている物件は、市の中心近くの3500万円の3LDK新築マンション。仮に賃貸に出せば相場は15万円程度と思われます。
いぬ太郎さん ( 香川県 / 男性 / 36歳 )
転勤が想定されるマイホームの購入
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
転勤が想定される場合のマイホーム購入に関する考え方がですが、
基本的には、収益還元的な考え方で、マイホームの維持費よりも
想定賃料が高いかどうかで判断してください。
マイホームの維持費は、マンションであれば、
・住宅ローンの支払(変動金利であれば、金利上昇リスクを含む)
・管理費、修繕積立金(将来の値上げが想定されていればその値上げ分も考慮する)
・マンションの固定資産税、都市計画税等
・専有部分の維持費用(給湯器等の修理費用等)
等があげられます。
上記の維持費よりも、多くの賃料収入が見込めるのであれば
仮に転勤となっても賃貸に出すことによって、
負担無しで保有できます。
想定賃料に関しては、ある程度厳しめに判断する必要があります。
おそらく現在の想定賃料15万円は、新築で賃貸に出したときの
賃料なのではと思われます。
現実的には、築10年くらいで、駅(もしくは主要施設)からの距離、
専有面積、間取り等がほぼ同等な物件での賃料を確認してみてください。
また、今後の周辺エリアの人口動向には十分に気をつけてください。
人口が流出しているエリアでは、さらに賃料が下がる可能性があります。
ただし、マイホームに関しては、感情的なところが大きいのも事実です。
多少経済的に損が出たとしても、家族全員が気持ちよく
満足して住めるのであれば、そのマイホームの購入は十分に検討の余地があります。
少しでもお役に立てれば幸いです。