真山 英二(不動産コンサルタント)- Q&A回答「リスクの算定」 - 専門家プロファイル

真山 英二
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!

真山 英二

サノヤマ エイジ
( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
株式会社ハッピーハウス 代表取締役
Q&A回答への評価:
4.7/427件
サービス:1件
Q&A:952件
コラム:122件
写真:2件
お気軽にお問い合わせください
045-391-0300
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

自己資金0円でのマンション購入

マネー 住宅資金・住宅ローン 2009/08/07 18:05

是非、ご意見頂けたらと思います。

恥ずかしながら自己資金0円での中古マンション購入を考えております。
現在の収入は、夫(30歳)が勤続9年目で年収420万円で妻(30歳)はパートで180万円です。子供はおりません。

物件価格が2500万円でリフォーム代と銀行の諸費用併せて2930万円となりそうです。全て住宅ローンに組み込みたいと思っております。

不動産屋経由で銀行の仮の審査では変動金利で優遇が0.9%になると言われました。やはり無謀なのでしょうか。

ご意見伺いたく思っております。

ピスタさん ( 神奈川県 / 男性 / 30歳 )

真山 英二 専門家

真山 英二
不動産コンサルタント

- good

リスクの算定

2009/08/08 12:40

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

今回のご相談において、収入とローン支払の返済比率から考えると
自己資金ゼロで購入することに特に問題はありません。

一般的に、金融機関は、各個人のローン支払能力を
ローンの支払年額を年収で割った「返済比率」で判断します。
例えば、フラット35においては、
年収400万円未満の方は30%、年収400万円以上の方は35%に
収まっていれば審査の対象になります。

経験上、返済比率が30%以内に収まっていれば
特に問題はないと思われます。

今回、2930万円を全て借入で行った場合、毎月支払額の年額と
ご主人の年収に対する返済比率は25.9%程度となり、
一般的には安全な範囲に収まっております。
※変動金利1.575%(0.9%優遇後)、35年で試算

また、将来的な金利上昇リスクを想定する際に、
都市銀行の審査金利(例えば、三井住友銀行で4%)で判断した場合、
ご主人単独では、37%程度の返済比率となるため注意が必要ですが、
奥様のパート収入を考慮すると世帯全体での返済比率が26%程度に収まるので、
やはりそれほど問題はないと思われます。

不動産購入において、金額が大きいため、
漠然とした不安に悩まされる場合が多々あります。
今後の金利上昇リスクの算定、返済比率等の計算など
根拠に基づいたシミュレーションをもとに自信をもって
判断していただければと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真