真山 英二
サノヤマ エイジ土地契約から引渡しまでに生えた雑草。
住宅・不動産 不動産売買 2009/08/03 18:474月末に住宅用土地を契約しました。
明後日、残代金を支払い、引き渡しを行います。
そのため、先日、引き渡し前に土地を再度見に行ったのですが、契約時には全く生えていなかった雑草が、今ではすごいことになっていました。
そのことを仲介会社に連絡すると、
「契約時に雑草を除去するという約束になっていないので、現状渡しになります。」
と言われました。
確かに、契約時には雑草の話など全く出てきませんでした。
私も契約時に雑草の生えていない綺麗な土地だったため、雑草が生えるなど頭にもありませんでした。
そこは私のミスなのかもしれません。
ただ、確かに契約時に雑草の除去の話はでませんでしたが、仲介会社も
「引き渡しまでに雑草が生えても、現状渡しです。」
と教えてくださっていれば納得できたのですが、どうしても納得できません。
そこで、インターネットで調べてみると
「引き渡しまでに売主さんが雑草を除去するのは普通」
という書き込みもみましたが、どうなのでしょうか。
やはり、売主さんには特にそのような責任はないのでしょうか。
初めての土地購入だったため、雑草のことなど頭にもなかった私もいけないのですが、納得がいきません。
雑草がない綺麗な土地だから、購入後すぐに家を建てられると思っていたのですが・・・
この雑草は、引き渡し後私たちの負担で除去しなければいけないのでしょうか。
ご回答・ご指導、よろしくお願いいたします。
○縁○さん ( 愛知県 / 女性 / 28歳 )
土地に生えた雑草について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
不動産の取引において、自然に生えてくる雑草に関しては、
現状のまま引き渡すのが一般的です。
例えば、新築の戸建てで、庭面積がそれほど大きくなく、
簡単に除草できる程度のものであれば、
売主の物件担当者が、サービスで草取りをしてくれることがあります。
ただし、あくまでもきれいな状態で引渡しをしたいという物件担当者の
気持ちからサービスでやってくれているのであり、
本来は、そのままの状態で引き渡します。
今回のご相談において、土地に生えた雑草ということですが、
実際には、建物建築にほとんど影響がありません。
まず、建築の基礎工事の際に、基礎部分の土を掘り起こす、
いわゆる根切り(ねぎり)を行います。
その際に、雑草等も一緒に残土と共に廃棄されますので、
雑草のことを気にする必要はありません。
(施主側で、除草等をする必要はありません)
心配であれば、建物を建てる工務店に相談してみてください。
「気にしなくていいですよ」と言ってくれると思います。
参考ですが、
土地取引の際の植木には気を付ける必要があります。
木が大きい場合の抜根(ばっこん)、伐採(ばっさい)には
思いのほかお金がかかります。
事前に不要な木であれば、売主側で抜根、伐採をしてもらえないか
交渉してみる価値はあります。
今回のケースにおいて、自然に生えた雑草だけであれば、
特に気にしなくて良いので、ご安心ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。