真山 英二
サノヤマ エイジ土地建物売買契約書
住宅・不動産 不動産売買 2009/04/27 10:26この度中古住宅を購入することになりました。
先日売主側が委託している不動産屋で契約をし
今住宅ローンの事前審査中です。
土地建物売買契約書について疑問点があります。
契約書は黒テープで袋綴じになっています。
契約書にはもちろん売主と買主の署名捺印はあるのですが
(捺印は実印ではありませんでした。)
契印がありませんでした。
その時に「契印は押さないのですか?」と聞くと
「袋綴じになっているので押さなくていいです」と言われました。
その時はそれで話は終わったのですが、やはり気になってしまって。
契印がないと正式な契約書にならないなどとも聞いた事があるような気もしまして。
袋綴じの場合は裏表紙の綴じ目に押すと思っていたのですが。
購入する中古住宅(築2年半)は競売にかかる手前の住宅だと説明があり売主側は4000万円銀行で借り入れしているのですが今の時点でほぼ全額に近いくらい借り入れ金が残っているそうです。
今回の売値が2680万円でそれを全額支払ったとしても1300万円ほど借り入れが残るそうです。
そこも気になったので後日私どもの仲介業者に尋ねると
「残金は保証会社が泣くのみです。」と言われました。
その話も素人には理解出来ませんでした。
契約の時に手付け金を支払ったのですが金額が50万円で
私どもの仲介業者の方が「ちょっと高額ですね」と。
他にも売主側が契約を急いでいたようです。
私としては家もとてもきれいで場所・値段も納得しているので契約に踏み切ったのですが。
人生で1番大きな買い物なので1つでも心配事なく購入したいのでアドバイスよろしくお願い致します。
れんママさん ( 大阪府 / 女性 / 28歳 )
任意売却の物件の取引について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
今回のケースは、俗に言う「任売物件(任意売却物件)」です。
任意売却とは、ローン支払等の債務が滞った不動産を
競売にかけずに債務者(不動産の所有者)と債権者の
納得する価格で売却を成立させることです。
不動産を競売にかけるとなるとその申請費用や
結果的にいくらになるかの予想が難しいことから、
妥当な価格であれば、債権者は任意売却に応じてくれます。
その際、債権者はある程度の未回収債権が発生したとしても
競売になるよりマシであれば、売却を承認してくれます。
(正確には、抵当権等の解除に応じてくれます)
今回の「残金は保証会社が泣くのみです。」という言葉は、
まさに上記の未回収債権のことを言っています。
債権者との話が付いているのであれば、一般の個人買主が
気にするところではありませんので、
安心してください。
また、袋綴の契印については、なくても契約書として
有効ですので、これもご安心ください。
唯一の心配点としては、手付金を売主に支払ってしまったことです。
可能であれば、業者が手付金を預かっておくのが良かったと思います。
今回のケースは、任意売却における一般的なことばかりなので
過度に心配することはないかと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。