真山 英二
サノヤマ エイジ個人再生後の住宅ローンについて
マネー 住宅資金・住宅ローン 2012/09/12 12:46はじめまして。私31才の既婚者です。この度子供が産まれる事と消費税増税の前に一戸建て購入を検討中です。しかし私平成18年に小規模個人再生をしておりKSCには官報情報が載ってあります。色々と見ておりますとノンバンクのフラットだと官報情報が載ってても承認された方がおられました。CIC、JICCには個人再生の記載は無く完済記録だけ載ってました。妻は現在妊娠中ですし過去の個人再生の事など言えません。何とかフラットを通過したいですがやはりノンバンク系でも厳しいでしょうか? ちなみに東証1部上場会社に12年勤務、年収420万。妻は保育士で勤務13年、年収280万です。何卒宜しくお願いいたします。
つだきちさん ( 奈良県 / 男性 / 31歳 )
フラット35の審査について
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
官報情報は、KSCで10年間、JICCで5年間保有されます。
今回のように官報情報の民事再生が記録として残っている間は、
通常の金融機関では借入はできません。
フラット35は、その受付機関として、
銀行系、ノンバンク系といくつか種類があります。
しかし、最終的な判断は全て住宅金融支援機構が行っています。
各個人情報信用機関(KSC、CIC、JICC)の情報は、
その機関の会員になっていなければ参照することができません。
住宅金融支援機構は、KSCに加盟しており、
そこで保有している官報情報等を参照しています。
したがって、今回のように官報情報が残っている場合は、
残念ながらフラット35でのローンは無理だと思ってください。
仮にノンバンク系でKSCの情報を参照できない受付機関が
その受付機関としての仮承認を出したとしても、
最終的には住宅金融支援機構で否認されてしまいます。
ご質問の中でノンバンク系のフラットで官報情報があっても
承認された方がいるとのことですが、おそらく、
受付機関としての内諾であって、住宅金融支援機構の
最終的な承認ではないものと思われます。
現実的に今回のような官報情報が残ってしまっている状態で
住宅ローンを組ませてくれる金融機関はほぼありません。
正直なところ、私の知っている限りでは、
官報情報があっても住宅ローンの審査を行ってくれる金融機関は、
三井住友トラストL&F(旧:ライフ住宅ローン)しかありません。
三井住友トラストL&Fであれば、
官報情報が掲載されていても、期間とその理由次第では
住宅ローンの審査対象としてくれます。
金利は、変動金利でかつ4%弱とかなり高くなりますが、
どうしても今のタイミングで住宅ローンを使って
購入したいのであれば、検討してみてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。