真山 英二
サノヤマ エイジ住宅ローンの審査について(賃貸併用)
マネー 住宅資金・住宅ローン 2011/05/21 02:04賃貸併用住宅を検討しています。
現状が100%収益物件である中古アパートを購入し、自宅として使用する部分を50%以上とするリフォームを考えています。
その場合、住宅ローンとして融資してもらえるでしょうか。
ちなみに、そのアパートは現在全室賃貸中で、居住者が出て行くまで自宅へのリフォームはできません。
あまり手荒なことはしたくないため2~3年のうちに居住者には退去してもらい、空室となったタイミングで自宅へのリフォームを考えています。
物件の購入目的は「自宅として50%以上使用する賃貸併用住宅」ですが、当初の一定期間はリフォームができず100%収益物件という状態になってしまいます。
このようなケースでも住宅ローンとして融資してもらえる可能性はあるのでしょうか。
金利などの条件を考えると、アパートローンではなく住宅ローンを組みたいと考えています。
よろしくお願いいたします。
32clubmanさん ( 東京都 / 男性 / 28歳 )
いくつかのハードルがあり難しいと思います。
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
住宅ローンは、原則として自己居住用の不動産に対する融資です。
持ち家政策を推進している日本国としては、
金利が低く設定されています。
住宅ローンの金利で不動産投資ができればと
考える方がいらっしゃいますが、
「現状100%収益物件」で住宅ローンを活用することは
難しいと思われます。
まず、住宅ローンの対象とするには、
謄本の表題部での建物の種類を「居宅」等にしなければなりません。
中古アパートの場合、種類が「共同住宅」になっている思われます。
表題部の変更は、土地家屋調査士に依頼をします。
原則として、「居宅」に変更するには、当然、実態として
共同住宅ではなくて「居宅」となっていなければなりません。
仮に土地家屋調査士がその依頼を受けたとしても、
登記官が現場を確認した際に、実態が共同住宅であれば
「居宅」への変更は否認される可能性が高いと思います。
「居宅」等にならなければ、金融機関は住宅ローンの融資を行いません。
また、仮に謄本について「居宅」への変更ができたとしても、
金融機関へ間取り図を提出した際にその説明をしなければなりません。
特殊な間取りとなるので、おそらくそのタイミングで
金融機関の担当者は現地を確認しに行くと思います。
そこで、賃貸にでているのが分かると
住宅ローンでの融資はできなくなります。
仮に、アパートの半分が空き室であれば、
リフォームの見積もり等を提出して、
金融機関を説得する方法があるかもしれません。
しかし、現状で100%収益物件であれば、
住宅ローンを使用することは無理だと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
32clubman さん
2011/05/26 19:48
アドバイスありがとうございました。
やはり現状収益物件では住宅ローンは厳しいようですね。
立ち退きのコストを考えると新築を含めてもう一度検討してみます。
ありがとうございました。