まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、小鼻縮小術後の傷です。

診察していると、『他院では、外側法で切ると傷が非常に目立つ』『術後に傷がお化粧でも隠れないって聞いたんですけど』等々のコメントを頂きます。

傷の経過には、どこを切るかという問題もありますが、傷口にいかにストレスをかけないように縫い合わせるのかという点が非常に大事です。

外側に傷口を付けない『内側法』で縫合しても、中縫いで小鼻に力が加わりすぎると、小鼻の丸みが損なわれてしまいます。

この傷口に力を加えすぎないという点では、

1.どのようなデザインにするか？　

2.内縫合にて表面に食わる力をどのくらい軽減させることが出来るのか？

という事が非常に重要です。

これは、何ミリ切るという次元の話ではなく、担当医の『センスと縫合能力』の問題だと思います。

この方をどのようにどれくらい切ったのかは、後日私の『note』でご紹介しますので、興味のある方は、ぜひそちらをご覧下さい。

では、術後5日目、抜糸時の状態をお見せします。

これが、一カ月経過すると以下の様になります。

この状態を、『傷が目立つ』と感じる方は、少なくとも私の手術は受けない方が良いと思います。

個人的には、外側を切ってこの程度の仕上がりなら許容されると思っています。

いつも同じことを書きますが、同じ手術でも担当医の腕やセンスによって手術は別物になってしまいます。

ご自分にあった担当医の手術を受けることを強くお勧めします。

手術の経過については美容外科話をご覧下さい。