Key Words : タトゥー（刺青）、背中のタトゥー（刺青）、タトゥー（刺青）切除、タトゥー（刺青）除去

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、背中のタトゥー（刺青）を分割切除で消された方です。

早速、実際の状態をお見せしたいと思います。
術前です。左の背中にタトゥー（刺青）がありますね。

大きさが分かり易い様にスケールを入れたものを御覧に入れます。この部分は、皮膚が非常に伸び難いので『分割切除』という方法で皮膚を伸ばしながら時間をかけて切除します。

完全に切除が終わった状態をお見せしたいと思います。この方は、3回の切除手術を要しました。

では、経過を順を追ってご紹介したいと思います。まず、1回目の手術が終わった状態です。柄が不規則ですので、2回目の切除には少々工夫が必要です。

2回目の手術の切除デザインです。皮膚の伸び方を見て『どの方向に、どのように切除するのか』を考えることは非常に大事です。これを私は『デザイン力』と呼んでいます。

残念ながら、非常に小さく柄が残ってしまいました。これを3回目に切除して手術は完了です。

この様に、分割切除は、初回から次々に残る柄をイメージしながら切除しなくてはならず、『行き当たりばったり』で適当に切除すると、完全切除が難しくなってしまいますので、担当される先生の『デザイン力』には注意する必要があります。
最近、私のクリニックに途中まで切除され、『これ以上は、誰も切れない』などと担当医に断言された方にお会いする機会も大きくなりました。少なくても『タトゥー（刺青）が無くなるまで、責任を持ってもらえますか？』という質問は、された方が良いと思います。