早乙女明子(プロファイリングコンサルタント)- Q&A回答「支払いと収入のバランスの検討を」 - 専門家プロファイル

早乙女明子
企業にて活躍する全ての人に、博愛と希望とエネルギーを!

早乙女明子

サオトメアキコ
( 東京都 / プロファイリングコンサルタント )
さおとめあきこ総合研究所 所長
Q&A回答への評価:
4.5/52件
サービス:0件
Q&A:119件
コラム:74件
写真:14件
お気軽にお問い合わせください
※ご質問・相談はもちろん、見積もりや具体的な仕事依頼まで、お気軽にお問い合わせください。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

不動産売買

住宅・不動産 不動産売買 2008/04/06 00:26

*50歳で、残債が2500万のいえを売却し、実家に新築予定。
*三者の不動産会社の見積もり金額が2100万から2980万。(2870万で売り出し中)売れる金額がわからない。
*この年齢でローンを組む注意を教えて下さい。

みかんちゃんさん ( 千葉県 / 女性 / 50歳 )

早乙女明子 専門家

早乙女明子
経営コンサルタント

- good

支払いと収入のバランスの検討を

2008/04/06 11:49

こんにちは、みかんちゃんさん。
さおとめあきこ総合研究所の早乙女です。

文面からの推測となりますが、最近の不動産は動きがなかなか読み切れない節がありまして、予想価格で売りに出していても反響がない、例えば、周辺に資産価値を上げるため、これまでの流通価格に反した高額で売却中となっている物件があるとなると、市場が停滞する一面があります。

よって、2100万と2980万の査定価格が出てしまうのも解らないでもない話です。

とはいえ、800万円からの価格差。注意が必要です。

まず、例として、残債と同じ2500万円で売却出来たとしましょう。
ご実家に新築する費用がどれくらいか解りませんが、残債が2500万円ですから、持ち出しはゼロ、売却の経費が、仲介であれば大雑把に150万前後掛かるのではないでしょうか、そして、ご実家の解体費用、プラス建築費用。

それらを合わせた分が、新たなローン。自己資金があれば充当なさって、数千万のこれからのローン、ですね。

注意点としては、3000万円の借り入れは、元利金等払いで(目安論ですが)金利が2%・36年で支払が4210万円、ですから、50歳で、85歳までのローンを組むとなると借りた額より1000万以上多く支払うことになるという点です。
10年で約3300万円、約1割上乗せですが、月々の返済額が27.5万円程。この場合月収が90万程度必要です。(返済負担率30%想定)
税引き後の年収が1000万以上あれば、負担なく支払えますが、買う時に組むローンは''税引き前の年収''で判断、''支払いは税引き後の年収で''するのですからご注意を。

また、金利が上昇し、予想より、実際に負担する支払が上回ることがあります。売却額と残債がほぼおなじ場合は、手数料ほか新規物件購入代金がイチからスタート、これまで支払いができたとしても、この先の円情勢によっては、同じようには支払いができない可能性があります。MAXの70%程度、余禄を残したローンをお勧めします。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム写真