早乙女明子
サオトメアキコフローリングの素材選びの方法を教えてください
住宅・不動産 インテリアコーディネート 2007/11/14 16:31一口にフローリングといっても、高級そうにみえるものと安価そうにみえるものがあるように思うのですが…。どのような素材を選ぶと、リーズナブルなのに、部屋全体が品よくみえますか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
素材の良いものが高級感を出すはずなので・・・
さおとめあきこ総合研究所の早乙女でございます。こんばんは。
一度張りかえたらなかなか交換できない床材。選択時は良く検討する必要がありますね。
**分譲マンションの場合
床の形状が、スラブから一層床が上がった『置き床式』の場合は『遮音性能』が『表面材』ではなく『置き床』にて考慮されていることが多く、その場合は表面単板2mm以上の高級感あるフローリング材の選択が可能。まず床の構造を把握して材料選びを!
『軽量衝撃音』とは、集合住宅で、『居室の生活音』がお隣や上下のお宅に聞こえてないよう考慮された数値。昭和40年代に「電話が鳴った、どこの家の電話?」では困る、という観点から考慮された様で、とび跳ねると発生する『重量衝撃音』とはベツモノです。
床の軽量衝撃スコアを、カーペットの機能を考慮して計算されているマンションの場合、カーペットをはがしてフローリングを貼るだけでは基準値に満たない場合があります。管理組合の使用細則などで定められており、指定スコアのフローリングからの選択となるため、高級感を考えるよりも規約順守が優先でしょう。
『直貼り』工法で、表面はプリントされた木目か0.3mm程度の薄く削った木材が貼ってあり、合板を挟んで裏側がスポンジ貼り。価格は似たり寄ったりですが、永大産業のR溝加工のものは品良く仕上がります。
戸建て住宅や置き床式で選べるフローリングは「一枚もの、ユニタイプ、集成材、UV塗装、オイル塗装モノ」など多数あります。
床暖房を使用する際も含め、仕上がりの美観からは「天龍木材」、リーズナブルなのに部屋全体が品よく見えるのは「サンワカンパニの天然木」。ネット販売で直接購入可能なので、買う前に施工してくれる方によく相談し、施主支給が可能かどうか確認してから購入することをお勧めします。