第646号:喪失感が人を強くする
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2012/08/28
第646号:喪失感が人を強くする
不思議なもので人は満ち足りていると危険を冒してまで
何かを新たに得ようとはしません。
そして知らず知らずのうちに、足りていた筈の何かが
目減りしていきます。時には、無くなることから
目を背けたりもします。本当に全てを失って始めて、
自分の愚かさを嘆くのです。
でも、実はこれは人ならば誰でも繰り返すことです。
何も無くなってしまったという「喪失感」は、どうやって
これから生きていけば良いのかを見つめ直す「踏み台」に
なります。自分では何も無いと感じていても、その感覚が
実は残っているのです。そしてその状況から抜け出して
始めて、次のステージが始まります。
【8月28日って?】
今日は「民放テレビスタートの日」です。
1953年に始まった民間放送は、長年情報メディアの
トップに立っていましたが、インターネットの成長
により、今ではメディアの一つとなってしまいました。
従来テレビにより一方的に配信されてきた情報は、
インターネットにより双方向となり、複雑に絡み合う
様になりました。
将来は人々の思考がリアルタイムで一体化する時代
が来るかもしれません。
今日はその様な未来に踏み出した一歩を記念する日と
言えるでしょう。
※暦の情報はWikipediaを参照しています。
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