孤独を感じている人達へ - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:文化・芸術

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孤独を感じている人達へ

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私達が住むこの地球は、こんなに多くの人達と一緒にいながら「孤独」を感じるという独特な世界でもあります。

 

でも人間というものはエエカッコしいなので、人前では表面的に自分の幸せそうな顔を皆に見せたがり、虚勢を張りながら「自分は孤独ではない」とアピールしたりするのです。

 

そう。それはまるで「傷付き易い自分に言い聞かせる」様に…。

(・_・;)

 

でもそんな事をしても「自分は孤独である」という現実が変わる訳ではなく、それはむしろ独りでいる時にもっと空しい寂しさを覚えてしまう事に繋がって行くのです。

 

そんな経験が貴方にもありませんか?

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

…という事で、今回はこの人間の人生のテーマでもある「孤独」というものに付いて真っ正面から語られた、素敵なメッセージをお届け致します♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

OSHO

 

 

あなたは独り、完全に独りきりだ。 

これは極めて明確に理解されなくてはならない。 

人は意識するようになるや、独りになる。 

 

 

意識が大きいほど、自分が独りであるという気づきは大きくなる。 

だから社会、友人、会合、群衆によって、 

この事実から逃避してはならない。 

 

 

それから逃げてはいけない! 

それは大いなる現象だ。 

進化の過程全体は、それに向かって少しずつ進み続けている。 

 

 

意識は今や、自分は独りなのだということを知る地点にまでやって来た。 

そして「独りで在ること」(アロンネス)においてのみ、 

あなたは光明を得ることが出来る。 

 

 

私は「孤独」(ロンリネス)と言っているのではない。 

孤独の感覚は、人が独りで在ることから逃げようとしている時、 

それを受け容れる用意の出来ていない時に生じる感覚だ。 

 

 

独りで在るという事実を受け容れないなら、その時には寂しく感じる。 

あなたは自分自身を忘れる為の群衆や、 

あるいは何か酔っぱらえるものを見つけるだろう。 

孤独は、それ特有の忘却という魔術を生み出す。 

 

 

もしあなたが、ほんの一瞬でさえ独りでいられるなら、 

全面的に独りでいられるなら、自我(エゴ)は死ぬ。 

「私」は死ぬ。 

あなたは爆発し、もういない。 

 

 

自我は独りの状態で生き残ることは出来ない。 

それは他者との関係においてしか存在出来ない。 

いつでもあなたが独りの時は、奇跡が起こる。 

 

 

自我は弱くなる。 

それはもう長くは存在出来ない。 

だから独りでいられるほどの勇気があるなら、 

次第に自我がなくなってゆく。 

 

 

独りで在ることは、極めて意識的で思慮深い行為だ。 

自殺よりも思慮深い。 

自我はひとりの状態では存在出来ないが、 

自殺においては存在することが出来るからだ。 

 

 

エゴイスティックな人はより自殺しやすい。 

自殺はいつも他者との関係の中にある。 

それは決して独りで在ることの行為ではない。 

 

 

自殺においては自我は痛手を受けない。 

むしろそれは一層顕示される。 

それはより大きな力をもって新しい誕生へと入ってゆく。 

 

 

独りで在ることによって、自我は打ち砕かれる。 

関係するものを何も持たない為に、それは存在出来ない。 

 

 

だから、もし独りで在る用意が出来ているなら、 

揺らぐことなく独りで在るなら・・逃げることも後退することもなく、 

独りで在ることの事実をありのままにただ受け容れるなら・・ 

それは大いなる機会になる。 

 

 

その時あなたは、内に多くの可能性を秘めた種子のようになる。 

だが覚えておきなさい。 

植物が成長する為には、種子は自らを破壊しなければならない。 

自我は種子、可能性だ。 

 

 

もしそれが打ち砕かれれば、神性が誕生する。 

その神性は「我」でも「汝」でもない。 

それはひとつだ。 

 

 

独りで在ることを通して、 

あなたはこの「ワンネス(全一性)」に達する。

 

 

 

 

 

この鳥さんは、果たして孤独を感じているのでしょうか?

それとも自由を感じているのでしょうか?

 

鳥や動物は私達人間と違い、

存在している事に至福を感じられる様に、神様は創造されたという説がありますね~。

 

もしそうなのだとしたら、

彼らは正に"ワンネスの世界"に自然に溶け込んでいるのだと私は思います。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

 

「孤独」というものの正体を正しく理解した時に、人は初めて能動的に「孤独」というものを受け入れられる様になるのだと思います。

 

そこに到達できた人間は、孤独=寂しさというものではないという領域に生きる様になるのでありましょう。

 

「独り」を感じた時には、そういう感覚をバロメーターにして自分を観てみると、今自分が何処にいるのかを知る事ができるかもしれません。

 

"自分"という最高の親友と一緒にいる時くらい、自分に対して正直にならないと、自分の真実に気付くという事はできませんから、自分自身にはエエカッコしいはしない方が良いのかもしれません。(笑)

(^^✿✿✿

 

 

 

 

 

      

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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年