希望と感謝の集いに出席しました - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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希望と感謝の集いに出席しました

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希望と感謝の集い


教えている小学校の『希望と感謝の集い』の招待状が今年も届きました。
 




 

こちらの学校で教えて来年は20年になります。
毎年ご招待をいただきます。
できる限り出席するようにしています。

長い年月の中で子どもたちの変遷も感じられます。
特に最近はアクティブラーニングの学習の成果もあってか、
子どもたちの主体性の感じられるイベントが多くなっているように感じます。

そして、それがまた素晴らしい演出なのです。
ただ演出が素晴らしいのではなく、心がこもっているのです。




昔は台本があって、それを子どもたちが自分の分担のセリフを言う。そんな感じのものでしたね。
それでも、子どもたちが練習を重ねるうちに、本当に心のこもった言葉になりますから、毎年、毎年、感動をいただきます。
子どもたちも感動の涙を流しています。

今回は、子どもたちのアイデアで演出されたようで、さらに感動的な集いでした。

そして何よりもどの出席者へも感謝の気持ちを表すものでした。

入場からすでに演出が違いました。
招待状をくれた子どもが二人で来賓ひとり一人をエスコートしてくれて入場します。
入り口で、その来賓の簡単な紹介をして入場です。

普段あまり学校行事に参加することのできない保護者の方々にもどのような立場の先生なのかよくわかりますね。

着席して会が始まります。
第一部は校長先生や来賓の挨拶です。
一部が終ると、テーブルに用意されたお茶菓子でしばし歓談です。
それぞれの来賓の担当の子どもたちが温かい飲み物のオーダーを聞きに来てくれます。

コーヒー・カフェラテ・紅茶ラテ・日本茶。どれもホットです。
好きなものをオーダーできます。

寒い体育館でいただく温かい飲み物は心まで温かくしてくれます。嬉しい心遣いですね。
ペットッボトルのお茶よりも準備は大変です。
数カ所に用意されたお茶を入れるテーブルの前は長蛇の列です。
それをゆるし、させてくださる先生方も微笑ましい様子で見守られています。

またそのオーダーの取り方が立派です。
言葉がとても丁寧なのです。
綺麗な言葉は優しい気持ちにさせてくれますね。
まさに『言向け和(やわ)す』です。


保護者の第一部が終わると、司会も子どもたちにバトンされ第二部がはじまります。
この辺りは以前からそうでしたが、その内容が実に面白く、優しく心温まるものでした。
自分達の6年間をユーモアを交えて紹介するのですが、その演出が面白いのです。
そして、最後はその学年で教えを受けた担任の先生のお話をいただくのです。
どの子も物怖じしない堂々としたものでした。
芸達者な子もたくさんいます。
また、先生方も本当に笑いありの素晴らしいスピーチでした。

ここで披露されたことの何十倍ものたくさんの思い出をこの子たちは胸に卒業していくのだなぁ〜と心が熱くなりました。

そして、さらに感動的だったのは、子どもたち一人一人が、親に書いた手紙をひとり一人、親のところに行って読むシーンです。
その内容は来賓の私たちには聞こえません。
親子だけの時間です。

戻ってくる子どもたちが涙を拭っている姿が何人も何人もいました。
本当に感謝の気持ちを伝えることができたのだなぁ〜と感じました。
綺麗な涙です。
こちらも涙腺が緩みます。

「来賓に見せるための演出」ではない、しかし、来賓にも先生方にも、両親にも、本当に感謝の気持ちのこもった集いでした。

第一部での会長の挨拶は『考える学習』について述べられている新聞記事を元に端的にわかりやすくお話されました。

第二部では、まさに子どもたちが『今』この『考える学習』の成果を見せてくれたように感じました。

私もこの学校で『考える学習』のほんの少しをお手伝いをさせていただいておりますので、感慨もひとしおでした。

そして、いつも思うことなのですが、
この素直な子たちの未来が穏やかで、この子どもたちひとり一人の能力の特徴が発揮される場がありますことを改めて祈ります。

私が無償で自腹を切ってカンナの活動を続けているのも、
そんな思いからです。
カンナのバトンは「恕」です。
原爆にも負けないで恕(ゆる)した(すなわち受け入れた)真っ赤なカンナの花。
長い年月忘れ去られても黙って咲いてきた真っ赤なカンナ。
子どもたちがこの「恕」の根っこをつなぐことで、
『カンナを通じて、命あるものをつなぎ育てまた次につなぐ。そのつないだお互いがお互いに思いを馳せ合うことから平和は作られる』と信じています。

本当にこの子たちが、そして、世界中のどの子どもたちの未来も平和でありますことを願わないではいられません。
このような会に出席するたびに、さらにその思いを強く致します。

この学校にもカンナがバトンされています。
毎年のびのびと校長室の前に咲かせてくださっています。

今年もまた新しい芽が間も無く顔を出してくれる季節となりました。




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恕学アカデミーは『恕』を伝える仕事です。
その恕を科学的に紐解くのが『恕学』です。

そして、その実践ボランティア活動が『恕』の根っこをつなぐ「カンナ・プロジェクト」です。