この世の中は、自分の目に映る出来事や人を絶えず批判・批評する事に長けていらっしゃる方達で溢れておりますが、その裏に在るものに皆様はお気付きでしょうか?
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それは「自分の方が他者より(頭の良さや知名度・財力、そして美しさ等で)優れている!」と思いたいという、つまり人との競争意識から生まれています。
何を見ても「これは良い・これは悪い」「これは好き・これは嫌い」と批評・批判的になってしまう心理の裏側には、ご自分で気付いていないその方の持つ過去(過去世や子供時代に受けた心の傷)の経験からの解消されていない怒りや憎しみ、コンプレックスから来る嫉妬等が潜んでいるのです。
そして自分の中に存在するそれ等のものに自覚がない人ほど、それに比例して、そういう自分の内面を外の出来事や他者に無意識に投影してしまうのです。
「これは好き」「これは嫌い」「これは良い」「これは悪い」と、自分の口から出ている言葉に耳を傾けてみると、実はそれは他者ではなく、実は自分の中で自身をジャッジしているというのが真相だという事に賢い方々はお気付きになる事でしょう。
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この世の中では、他者の言動のチェックは怠らないのに、自分の口から出る言葉には意識を向けないという方達が大半な様ですが、「自分の口から出る言葉」には、実は一番自分の深層心理が現れているのです。
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私達はそういうカラクリを知性でもって自力で見破らない限り、他者との比較という競争を永遠に自分の中で止める事はできないでしょう。
これは阿修羅界で生きる事ですから、一種の生き地獄を生きている様なものなのです。(少なくとも、私に取ってはそう感じます)
この世の中では人との競争意識から来る怒りや嫉妬をご自分のエネルギーと思い、それを生き甲斐にされておられる方達はまだまだ沢山おられるのですが、でもそういう生き方をした方達が幸せな最期を迎えられたというケースを私は一度も見た事がありません。
何故ならこの世には、「死ぬ時には、皆平等にプラスマイナスゼロにさせられる」という宇宙の計らいが自動的に働くからなのですね~。そしてこの法則からは(勿論私も含めて!)、誰も逃れる事はできないのです。
何故ならそれが"自然の摂理"であり、流れだからです。
私達は人生の色々な経験を通して、想像力というものが養えます。心に曇りが無く、多角的にものが観える様になればなるほど、「全ては必然である」という事が深く理解でき、「ありのままを愛せる」様になるのだと思います。
そこに到達できると「良いも悪いも一緒」「好きも嫌いも同じ事」であるという真理が理解できる様になるので、自分の優位性を示す事や、人との競争が馬鹿らしく思える様になるのです。
この世に唯一無二の"自分らしさ"という個性を真に理解できた人だけが、本当の意味で生きる事を楽しめる人であり、又他者の個性に対しても、自分自身に対するのと同じ様に慈しみを持つ事ができるのでしょう。
私は、そんな人間に成りたく候~~~♡
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先日、ちょっと遠出をした先で見かけた矢車菊♡
どの色も綺麗で可憐で、私達を楽しませてくれます♡
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人の手が加えられて、色が揃えられて花々が咲いている花壇も美しく見事ですが、
こうして同じ花がそれぞれ違う色で、自然に調和して咲いている姿も又美しいですねぇ!~☆彡
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このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年