- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
5月2日は
歌にも歌われた「八十八夜」でした
「茶摘み」
この日に摘んだお茶は上等なものとされています
また
この日にお茶を飲むと長生きするらしいです
子どもの頃から
毎日お茶を飲む私には
あまり意識がありませんでしたが
皆さまにもお茶を飲んでほしいです
私の浄瑠璃の作品に
「朝蛇朝茶を飲んだ物語」があります
これは会津弁で語られてこその笑い話ですが
「朝1杯のお茶は難を逃れる」という戒めです
朝は慌てないで
「お茶のいっぱいも飲んでから出かけなさい」
と言うことですね
さて 今年はこの写真をご紹介します
本邦初公開です
お茶の歴史は古く
縄文時代の遺跡にお茶の葉が見つかったと言う資料を
随分昔に見つけました
お茶を習い始めた頃のことです
その頃は「お茶の葉を食べる」と言うものだったようです
今のようにお茶の葉を煎じて飲むようになったのは
最澄が遣唐使として
唐から持ち帰ったお茶の種から始まっています
そのお茶の子孫たちがこの写真です
2013年8月に私が撮った写真ですが
かねてよりずっと撮りたかった写真です
子どもたちのお茶会のときに
話だけでなく
やはり写真があると反応が違います
大人の私でもロマンを感じてしまいます
当時 遣唐使として船で唐に渡り帰ってくるのは
容易なことではなかったはずです
そこに想いを馳せてみると
お茶もいとおしくなりますね
「最澄様 ありがとうございました」って
いってしまいますね
何でも最初があります
最初はなんでも大変です
そして それを繋ぐのはもっとたいへんです
昨年から
私はカンナを種から育てるという「始め」をしていますが
このお茶の種を植えた最澄さんとかさねあわせて
この写真を愛おしく思います
2013年橘凛保撮影
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保(Riho Tachibana)