「追儺」「節分」「恵方」 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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「追儺」「節分」「恵方」

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講習
2月3日は「節分」です


節分というのは 季節の節目ですから 

実は 春 夏 秋 冬 4回あるのです

立春 立夏 立秋 立冬 


現在では 立春の前の日だけを特に言うようになりました

宮中の「追儺」と言う儀式が「節分」のルーツです

「ついな」と読みます

これは 旧暦の12月30日 (大晦日)に宮中で行われる年中行事でした

平安時代の初期頃から行われている鬼払いの儀式です

「鬼やらい」「儺(な)やらい」とも呼ばれていました


季節の変わり目というのは 邪気に満ちやすいとされます

また一年でも 最も寒いこの時期

豆まきをして 家中の邪気を祓うという

家族のことを想う儀式なのですね


豆には 霊力が宿ると言われていました

柊の尖った葉とイワシの頭は 鬼も嫌うようです

本当は家で豆を煎って 

豆まきをするのが良いのですが

今は豆まきより「恵方巻き」が人気ですね


「恵方巻き」は江戸の終から明治にかけて

大阪の商人が考えだした習慣だそうです

恵方に向かって 物も言わず一息に太巻きを食べる

まあ この姿をみたら鬼も退散するでしょうか・・・・

豆まきの習慣も残してほしいですね

かけ声は地域により様々ですね

「鬼は外 鬼は外! 福は内!」

京都の冷泉家では 

「福は内 福は内! 鬼は外!」

観音様では鬼はいないとされ

「福は内!」

皆様の家では 何と唱えますでしょうか?


豆をまいた後は その年に とる年の数だけ 豆を食べます

「数え歳」の考えですね

一年中 無病息災だと言われています


翌2月4日は「立春」です

「一陽来復」ですね

穴八幡様のお守りはこの日まで 受けることができます

私もいただいて参りました






昔は立春を一年の始まりと考えて

この日から数えて 

農耕の取りかかりのひとつの指標としたのですね

夏も近づく~「茶摘み」の歌にも出て来る 

「八十八夜」「二百十日」 もこの「立春」から数えています



写真は冷泉家に習って宝船の上に炒り豆を備えてみました


京都の冷泉家は宝船の刷り物に炒った豆


ちなみに今年の恵方は東北東です




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橘 凛保(Riho Tachibana)