森本 直人
モリモト ナオト早期退職後の10年をやりくりするための運用について
マネー お金と資産の運用 2008/07/17 17:16会社勤めの48歳女性単身者です。定年後ではなく自身と親がまだ元気なうちにやりたいことをやっておこうと思うようになり、不定期に実施されている早期退職者制度の次の募集でやめることを考え始めました。ここ半年〜2年の間には実施されると予想しています。ライフプランとしては米国に住みたいという夢があります。資金次第ですができれば60才までの10年間で悔いのないよう、もう十分と思えるぐらい行ったり来たりしたいです。ですから仕事はバイトなどでつないでいきたいです。余裕があれば60才から10年ぐらいも年に1度は旅行したいところですが。
資金としては■銀行普通1200万■ゆうちょ、ネット銀行定期2500万■自社株1000万(今最低です。)■退職金としては自主都合でやめた場合は額面2500万ほど。早期退職制度でやめた場合はプラスがありますがいくらかは決まっていません。
マイナスのものとしては住宅ローンが残500万ほど。
保険は計月3万ほど払っています。それも整理するつもりですが残したいものに個人年金60才から36万×10年間があり月8千円払っています。年金保険はもう1件あり払い込み済みで終身で年間30万の受け取りです。社保庁の記録から試算した公的年金と企業年金と合わせると見込める年金額は60才〜84才で6850万でした。年間300万必要とすると不足金額は1000万ほど。その1000万を国債変動10年で、2年の生活費600万を銀行の定期で、自社株は維持、残りを海外ファンドとドル国債で、と漠然とイメージしています。あまりにも無知なので最終的にはプロの方にコンサルをお願いした方がいいかなと思っていますが、どんな選択肢があるのか、そしてその可能性を知りたいです。どうかアドバイスをお願いいたします。
m.kさん ( 兵庫県 / 女性 / 48歳 )
長期分散投資をご検討ください。
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m.k様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
早期退職をお考えとのこと。
一度きりの人生ですから、思う通りにされた方がよろしいかと思います。
米国に住みたいという夢。
60才までの10年間で悔いのないよう、もう十分と思えるぐらい行ったり来たりしたい...
いずれも、素晴らしいライフプランと思いました。
資金面については、自由に人生をコントロールできる水準に近づいていますので、長期分散投資の手法で、元本を損なわないようにリスクをコントロールしながら、必要な老後資金を確保されることをおすすめします。
例えば、60才までの10年間で、約7200万の金融資産のうち4000万を消費したとしても、残りの3200万について、長期分散投資の方法で、仮に年5%の複利運用ができたとした場合には、3200万の部分は、10年後には、約5212万となります。
※但し、税金・手数料を考慮せず、期間中の運用利率は一定と仮定します。
具体的なプランは、1000万を国債変動10年で、2年の生活費600万を銀行の定期で、残りを海外ファンドとドル国債で、とのお考えで、おおむね問題ないと思います。
ただ、自社株は維持との方針ですが、個別企業のリスクをとりますので、なるべくなら、銘柄を分散させることをおすすめします。
あとは、何にいくらという部分を信頼できるアドバイザーと相談しながら決められるとよいでしょう。
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
m.k さん
森本さま、つたない文章から深くご理解いただきうれしいです。肯定的なご意見もいただき励ましていただいたような思いです。持ち株は売るチャンスを逸してしまったと後悔しています。今売るのはあまりにも悔しくて。。。しかしながら少し上がるのを待ってラインを定めて売るつもりです。同じ轍は二度と踏みたくないです。そしてアドバイス通り、何にいくらかですね。たいへん参考になりました。ありがとうございます。