森本 直人
モリモト ナオトどのような貯蓄方法がありますか?
マネー 家計・ライフプラン 2008/02/19 17:22夫(38歳・団体職員年収900万)、妻(36歳・会社員年収400万)、子ども(8歳・5歳)の家族です。
11年前に購入した郊外の新築一戸建てのローンが終わり、教育・老後資金を貯めたいと思っています。
(年200〜400万円を繰り上げ返済し、現在の貯蓄は財形200万と普通預金100万円のみ。)
賢明な貯蓄方法を、教えてください。
*現在の貯蓄方法(年間)
夫 財形 100万円
妻 財形 60万円
妻 持株会 9万円
夫 保険 54万円
妻 保険 4万円
子学資保険 24万円(子ども二人分)
にこ山さん ( 三重県 / 女性 / 36歳 )
長期分散投資という方法があります。
- ( 5 .0)
にこ山様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の貯蓄方法の件、元本保証にこだわる場合は、個人向け国債や定期預金などによる貯蓄方法に限られてきますが、今は、ご存知の通り、金利は、せいぜい年1%程度しかつきません。
ここからは、投資リスクに対して抵抗感がある場合は、読み流していただいて結構ですが、教育・老後の準備などで7〜10年以上の運用期間がとれる資金については、元本を損なわないことを重視しながら年平均5%程度の運用を目指すことも可能な長期分散投資という方法もあります。具体的には、投資信託等の運用商品でプランを組成します。
ちなみに、FP事務所で運用プランをお手伝いする場合には、おおむね次の6つのステップで設計することになります。
1.教育・老後資金の具体的な金額を見積もる。
2.収入と支出、資産の現状を洗い出す。
3.必要資金の確保に向けた目標利回りを計算する。
4.株式と債券の割合などの資産配分を決定する。
5.具体的な投資信託等の金融商品を選定する。
6.毎年1回程度のペースで資産配分の見直しをする。
年金の財源不足等の問題を考えると、国の政策としても、「貯蓄から投資へ」の流れをつくることは重要課題となっており、今は、確定拠出年金という公的な年金制度でも、選択により、税制優遇を受けながら長期分散投資を行うことができるようになっています。
確定拠出年金が導入されている大手企業の会社員の方々にとっては、上のような話は、常識レベルの知識なのですが、本当は、もっと広く一般に普及していなければならない方法だと思っています。
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
にこ山 さん
早々のご回答ありがとうございました。
保守的で投資にはリスクを感じていましたが、
今回こちらで質問させていただいたおかげで、
「貯蓄から投資へ」の流れがよくつかめました。
まだ運用プランを作るまでにもいたらないのですが、
家族の意見を聞きながら検討していきたいと思います。
どうもありがとうございました。