小倉 美紀
オグラ ミキ自分に合うコーチの探し方
キャリア・仕事 コーチング 2008/05/22 10:30マネージャー職についているのですが、人と話をするのが苦手で、部下と気軽に話すことができません。コミュニケーション力をアップさせるために、コーチングを受けてみようかと思っているのですが、自分に合うコーチを探す良い方法はありますでしょうか?コーチの方の能力はもちろんですが、相性がもっとも重要ではないかと思っています。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
コーチに、コーチングに何を期待しますか
コーチングも、最近はさまざまな形があり、コーチも量産時代に入って
コーチ選びも一作業となってきました。
コーチはすべての分野に明るいというわけではありません。
ただ、基本的には、コーチはプロセスをサポートするので
実際に専門知識がなくても成立します。だから、コーチよりも
クライアントの方が収入が高かったり、まったく専門分野の違う人を
コーチとして雇うクライアントもいます。
わかりやすい基準としては、実績や料金、お試しコーチングなどを通して
相性を見ることもいいでしょう。
コーチを探している方にお勧めしたいのは、
以下をはっきりさせてプライオリティをつけておくことです。
- 今現在、コーチに対して何を求めるのか
- コーチングを受けることで自分に何を期待するか
- そのプロセスを通して自分が得たいものは何か、どう成長したいか
すると、選ぶ基準が見えてきます。
たとえば、フィーリングや相性、または自分が学びたいと
思っている分野の専門性が第一なのか。
(この場合は、コーチ兼メンターともいえるかもしれません)
または、コーチのコーチとしての実績、今までの職歴なのか。
信頼して今考えていることを冷静に見て率直な意見や私見を
述べてくれることなのか。
自分の分野をまったく知らないからこそ得られる意見や観点などを
求める方もいれば、コーチの人間性を一番に重視する方もいます。
いずれにしても、とくに決まった基準はありませんから、
ご自分の気持ちに正直に選んでみてください。
また、同じコーチからコーチングを長く受ける必要もありません。
そのときどきのご自分のニーズによってコーチを変えていくことも
視野に入れて。
コーチングとは、対価を支払って受けるサービスであり、
コーチと一緒に作っていくパートナーシップでもあります。
あくまでも「サービスを受けるのは自分、そのサービスを
どう使うかも自分」という主体的な精神を持っていてください。