大澤 眞知子(カナダ留学専門家・英語教育者)- Q&A回答「カナダの大学を卒業出来る能力とは」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダ留学・ボランティアにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学専門家・英語教育者 )
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カナダの大学について

人生・ライフスタイル 海外留学・外国文化 2015/02/16 12:03

こんにちは。現在アメリカのHigh School12年で滞在年計4年のものです。カナダのMcGill University に入ろうとしています。FacultyはFaculty of Arts、Major はEconomicsにするつもりです。
カナダの大学は基本的に卒業が難しいと聞きますがどれくらい難しいのでしょうか?
現地の友達などからは卒業が死ぬほど難しいなどという話は聞きませんが、日本のサイトなどを見ているとドッロプアウトする人が多いなど卒業率が低いなどいろいろな情報があり混乱しています。
最後に、自分の英語力は日常会話は苦なくできるし、現地校授業も苦なく理解できるレベルです。TOEFLは100程度です。

難しい難しくないと決まったものさしがなく非常に曖昧な質問ですがカナダの大学事情に詳しい方よろしくお願いします。

takgt7さん ( 千葉県 / 男性 / 18歳 )

カナダの大学を卒業出来る能力とは

2015/02/16 13:18
( 4 .0)

Hi!
簡単に言うと、答えは大きな"YES"です。
アメリカでも一流の大学は同じ事情だと思いますが、カナダの大学で単位を取り、卒業するのは難しいです。
カナダの大学間にはほとんどレベルの差はなく、すべての大学が高い基準を求めています。

英語圏で生まれ育ち、高校までは問題なく進んだカナダの人にも、大学は難しい場所です。

高校でAを取っていた生徒でも、大学に入ったとたんにCのオンパレードとなり、自信を失って落ち込む生徒も多いです。
3年次くらいにようやく、大学が求める能力を理解し始め、Aに手の届くようになる学生が多いそうです。

大学側は、高校までの教育レベル、と「大学で学べる能力」の大きなギャップを問題視しています。
高校までの優等生でも、大学に入ったとたん、劣等生になり得るのが、カナダの大学レベルです。


その「カナダの大学で学べる能力とは」を、カナダの大学を卒業したカナダの人に聞いてみました。

1. 自分で動機づけ出来、自分でスケジュールのコントロール出来る能力

高校までのように、先生が宿題の催促をしてくれるわけでもないし、出席していなくても問題にしてくれません。
すべては自分の責任であると自覚し、独立した大人として行動できること。

2. High Work Ethic

膨大な量のreading, writing が必要です。
Critical Thinking を土台にしたオリジナルな考えを常に持ち続けることも必要です。

それをこなしていくためには、「自分がやらなければならないこと」をやり抜く高い倫理観が必須になります。

少しでも手を抜くとズルズル坂道を転がってしまいます。


3. Integrated Thinking

二つ以上の異なるIdeaを統合・分析出来る能力

TOEFLでもIntegrated speaking, writing のセクションがあるように、これは大学で成功するため
には欠かすことの出来ない能力です。

しかも、大学では、一見全く関係ないように見えるIdeaを統合・分析する能力を求めます。
TOEFLは出発点。 
そこから、かなり高度なIntegrated Thinkingに進む能力が必須です。


4. そして、もちろん クリティカルシンキング

この運用能力なしでは、カナダの大学、アメリカの名門大学で生き残るのは非常に難しいです。
高校までの教育で、クリティカルシンキングの基本を運用する能力を養っておくのが必須です。

英語圏で生まれ育った学生は、この点では非常に有利です。
周りに常にクリティカルシンキングの環境があり、小・中学を通じてのカリキュラムはすべてのこの能力の育成を目的としているからです。

比べて、日本からの留学生は、クリティカルシンキングという言葉は知っていても、要するにどんな考え方で、どう使えばいいのか肝心な基本がわかっていない場合が多いです。
その分大学の勉強に苦労することが多いと思います。

どこが悪いからCしかもらえないのかが、わからないまま悪戦苦闘する結果にもなり兼ねません。


と、「難しい」要点を述べて来ましたが、能力を付け始めて経験するカナダの大学での勉強は、非常に面白いし、価値があります。

自分の脳が動いていると認識出来る経験が出来ると思います。
自分の専門分野に自信を持つだけでなく、「考えることの出来る」大人になった実感が湧いてくること必至です。

(私が面倒みた日本人生徒は、McGill のGraduate school - economics を卒業しまし。)

そんな成果に向けて進めることを応援しています。

Good luck!

補足

*************

カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)

評価・お礼

takgt7 さん

2015/02/17 08:17

回答有難うございます。やはり海外の大学を卒業するには暗記をするだけの頭ではなく、物事をよく自分で考えて色々なことを客観的に分析できる力が求められているのですね。今のうちからIntegrated Thinking やクリティカル・シンキングのトレーニングを意識しつつ日常生活を送り、大学への準備をしてみます。

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