飯田  裕(歯科医師/医学博士)- Q&A回答「顎関節症の症状とは考えにくいです。」 - 専門家プロファイル

飯田  裕
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供

飯田  裕

イイダ ユタカ
( 茨城県 / 歯科医師/医学博士 )
つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
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歯と首あたりが痛くて寝れません

心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2014/10/10 12:30

前に、耳が痛くて耳鼻科に行くと、外耳炎と治療途中の奥歯の噛み合わせのせいで顎関節症になっていると言われて、歯医者に通っています。
右奥の歯をこの前麻酔して、神経をとってもらいました。今はその治療途中で穴の中をグリグリする機械で掃除?みたいなのをしてました。でも、そのグリグリしてる時にも激痛があって、途中でやめてもらって仮のふたをしてもらっていたんですが、おとついあたりから何もしてなくても痛くて市販の薬を飲んで痛みを和らげて寝ていたんですけど、今は薬を飲んでも全く効かなくて、歯医者さんに電話をしたらその日は用事で診察時間が早く終わってしまったから市販の薬を飲んで我慢してください。と言われました。寝転ぶと余計にずきずきうずいて、顎の下あたりから首あたりまで熱をもって、押したり、飲み物を飲んだりしても痛いです。これは神経がまだ残っているということなんでしょうか?あと、顎関節症も関係しているんでしょうか?痛くてじっとできないし、寝れないし、我慢できないです。

※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。

NRMさん ( 大阪府 / 女性 / 18歳 )

顎関節症の症状とは考えにくいです。

2014/10/10 18:57

まず申し上げたいのは、顎関節症(がくかんせつしょう)が原因であご周りの広範囲に持続的な強い痛みや熱感を生じることはありません。

顎関節症とは、
1.あごを動かしている筋肉の張り、鈍痛などの筋肉の症状
2.あごの関節を構成している骨や軟骨、靭帯などを動かした際の痛み
3.あごを動かした際の関節の音、動かしづらいなどの障害
など包括的な症状を言いますが、歯並びや噛み合わせにより顎(あご)の関節に不具合をきたしている場合でも、顎関節症の治療のために歯を削って中の神経(歯髄)を抜くことはありえません。神経を取ったのは深いむし歯があったからではないでしょうか?

深い虫歯だったとして、歯の神経を取る処置が不完全だったとすると、取り残した神経組織が炎症を起こした状態=残髄炎の可能性があります。
また、治療した歯がすでに内部までバイ菌に侵された状態だった場合、根の周囲にバイ菌が広がり、顎の骨の内部で化膿している(=顎炎)とすると、顎の下や首周り、喉の周囲まで炎症が拡大する場合もございます。下記にご紹介するコラムのように非常に危険な状態かもしれませんので、直ちに地域の拠点病院の口腔外科の受診をお勧めいたします。お大事になさいませ。

「虫歯放置が招く最悪のシナリオ」http://jijico.mbp-japan.com/2014/03/03/articles7887.html


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