飯田  裕(歯科医師/医学博士)- Q&A回答「拝見したわけではありませんのでコメントしづらいのですが・・・」 - 専門家プロファイル

飯田  裕
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供

飯田  裕

イイダ ユタカ
( 茨城県 / 歯科医師/医学博士 )
つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
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医療ミスについて

心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2013/10/01 09:15

今どうしたらよいか悩んでいます。
7月に右下奥から2番目と3番目の歯の間にフロスをいれると少ししみたので歯医者で3番目の銀の詰め物を外すと「奥から2番目の歯に穴が開いているので治療をして3番目の歯も少し虫歯なので削りましょう」との事で麻酔をかけ削りました。帰って麻酔が切れてから激痛で翌日また来院すると「神経を抜くと歯がボロボロになるのでなるべく残しましょう」との事だったので毎回麻酔をかけ削りながら消毒をしていただいていました。8月14日に「神経の治療は終わりましたので痛みがとれたら銀歯の被せものをしましょう」との事でしたが、物がいっこうに噛めず、毎回行く度に「痛みはどうですか?」「痛いですか」と何故だろうといった感じで最後にいった日レントゲンを撮りました。9月になり、あまりにも治らないので別の医者で診てもらうと、「神経はすでに取ってます。また神経でなく歯を突き抜けて歯茎を刺していてそこが膿んでいるか、骨が溶け出しているかもしれない。原則貫通した歯はもとに戻らないし痛みが取れればいいですが、どちらにしても近い内に貫通してる所を削ってブリッジ(保険適応だと3本銀歯)かインプラントとなるけど20万から30万になり、選択を迫られます。貫通は医療ミスになるので前の歯医者さんに然るべき対応をとってもらえるかレントゲン写真を見せて聞いた方がいいです。対応をしてもらえなければ弁護士に相談して法的な処置をとることもできます。」と言われて神経が取られていたのも驚きました。そして証拠のレントゲン写真をカメラで撮りました。
「もしかするとごねて来た場合は資料の提示や歯科協会に相談するのも手だと思います。大事な歯を一本失い他のいい歯も削ることになるんですよ。あなたは悪くないのに時間とお金を費やす必要があるんですか?」とアドバイスを頂きました。医療に関してど素人の私が医師に話をして取り合ってもらえるものでしょうか?専門科医で診断書など出してもらうのがいいのでしょうか?つたない説明ですみません。全くわからないのでアドバイスをお願いします。

補足

2013/10/01 09:18

ちなみにしみるのは神経があるから仕方がないと思っていました。神経が取られていたのも寝耳に水でした。

ほじなしさん ( 埼玉県 / 女性 / 37歳 )

拝見したわけではありませんのでコメントしづらいのですが・・・

2013/10/01 11:50
( 5 .0)

 この度は治療を受けたのにもかかわらず、症状が改善せずに悪化した可能性があること、同じ歯科医師として患者さんにどんな言葉をかけたら良いのか、大変心苦しく思う次第です。
 今回のケースでは、患者さんの信頼を損ねた最大の原因として、知らぬ間に歯髄(歯の神経)が除去されていたことが挙げられると思います。
 前医の先生の説明が不足していたのかもしれませんが、深い虫歯を削って除去した際に、滲みがひどくなったり、激痛が出てしまった場合は、歯髄を除去することは方針として間違ってはおりません。虫歯が取りきれていても、削った時の振動や熱で歯の神経がダメージを受け、炎症を起こして激痛が出ることがあります。しばらく待っても痛みが治まらなければ、神経を除去する以外に痛みをとる方法がありませんので、やむを得なかったのかもしれません。8月14日に「神経の治療は終わりました」と前医の先生がおっしゃった意味は、「神経を取って根の中の治療が終わった」ということです。

 私ができるアドバイスとしては、前医の先生の責任を法的に明らかにする前に、双方の誤解を解き、担当歯科医師の誠意を見る意味でも、
・痛みがいつまでも取れなかったので、他の歯科医師の診断を仰いだが、この痛みはいつ治るのか?
・神経の除去したことは説明を受けていないために納得できないこと、
・別の歯科医師の診断では根に穴が空いていて、その部分が炎症を起こしていると指摘されたこと、
の3点について文書等で説明を要求してはいかがでしょうか?お大事になさいませ。
 

評価・お礼

ほじなし さん

2013/10/01 16:19

ご丁寧にご回答をいただきましてありがとうございます。
私も7月からですが痛みを軽減しようと懸命に治療をしてくださったと信じたいです。ただ神経を抜くご説明や貫通をした説明もなかったことに不信感も募り、また麻酔も6回うたれましたが領収書には2回だけ「麻酔」の点数に加算されていて残りの4回は「処置」として処理されていました。
こういうこともあるのでしょうか?
私も法的な処置というよりはまずこの事実をお伝えして知っていただきたい、その上で今回の事情を文章にしていただき対策を考えていただけるのか前医師の誠意を確認したく思います。
お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございました。

飯田  裕

2013/10/03 15:37

麻酔の件ですが、健康保険上のルールで1本の歯の治療(同一の処置)で何度も算定や請求することはできません。
したがって最初に虫歯が見つかって歯を削った際と、その後痛みがひかずに神経を除去した際にそれぞれ麻酔費用を算定(請求)しているものと想像いたします。保険のルールに従って正しく算定していると思いますよ。

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