飯田 裕
イイダ ユタカ前歯の予後
心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2013/04/20 00:33昨年八月、9才の息子がランニングの際に転倒し、左前歯を折れました。次の日に歯科で接着剤とレーザーにて接合してもらいました。
三月に入ってから、歯茎に膿瘍ができたのをきっかけに、状態が悪化。
歯の裏に、穴を開けると膿が大量に排泄され、痛みと腫れは引きました。今は、神経の掃除と消毒に通っています。神経反応はなく、骨まで溶かしている恐れがあるそうです。
今後、どうなっていくのか、予後が不安です。
チーズポテトさん ( 滋賀県 / 女性 / 38歳 )
根っこ自体が損傷していなければ保存可能かもしれません。
こんにちは。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
外傷などにより歯を損傷した場合、強くぶつけたことによるダメージから、歯の中の歯髄(いわゆる歯の神経)が死んで腐ってしまう場合や、亀裂やヒビなどからバイ菌が歯の中に侵入し、後から歯の中や根の周囲が化膿してしまうケースもございます。今回の息子さんもそのような状況と考えられます。「神経の掃除と消毒」をしているとのお話なので、必然的に神経は生きてはいないはずです。
また「骨まで溶かしている恐れがある・・・」という担当医の説明の意図が、正直よく分からないのですが、骨に問題があるかどうかはレントゲン写真で確認できるはずです。
レントゲン写真や直接歯の状況を拝見したわけではありませんので、確定的なことは申し上げられませんが、根っこ自体が割れたり、折れたりしていないこと、あとは歯の根の中を洗浄消毒する根管治療が上手くいけば、一般的には修復可能と思われます。予後については実際に診察している歯科医師にしか予想できないことなので、担当医とよく相談してみてください。お大事になさいませ。
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