飯田 裕
イイダ ユタカ妊娠中の虫歯治療にて動悸
心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2013/01/28 20:03現在妊娠6ヶ月です。歯科妊婦健診で虫歯と歯周病の治療が必要との説明を受け今回1回目の虫歯治療を行いました(虫歯は何ヵ所かあり数回通院は必要)。妊娠中のレントゲンや麻酔の影響が胎児にないことは説明を受けたのですが、今回の治療で麻酔を打っている際動悸と気分不快、軽度の手の震えが起こりました。すぐに医師に言うと一旦中断して椅子を起こして5分ほど休んでから再開して治療しました。元々血圧が低く貧血になることはありますが、ヘモグロビンは正常値で血液での貧血は起こったことがありません。親知らずで抜歯したこともありましたが妊娠前に麻酔でこのようになったこともありません。長くなってしまいましたが、今回の麻酔が効きすぎていて胎児に影響はありませんか?また恐怖心がついてしまい次回から恐いです。先生には頭を下げすぎているのと呼吸が浅くなっていて低酸素が起こったのではと言われました。それまでの歯磨きや歯石とってるときはならなかったのですが…このまま治療を続けても胎児には影響はないですか?出来れば安定期の今に頑張って治したいです。
あーとさん ( 愛知県 / 女性 / 29歳 )
歯の治療で麻酔をした際の動悸について
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こんにちは。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
歯科用の局所麻酔(部分麻酔)には、たいていエピネフリンという血管を収縮させる成分が添加されています。
これは麻酔を打った部分の毛細血管を収縮させ、血液の流れを滞らせることで、麻酔薬が血液に流されずにその場所に長く留まり、麻酔の効きを長く保ち、麻酔の使用量を少なくするために加えられています。
このエピネフリンはアドレナリンと化学構造が類似した物質でして、少量ながら血液に混じって心臓に到達すると、心臓を動かしてドキドキするのです。
皆さん多少はドキドキしているはずなので、別に異常ではありませんのでお気になさらなくても大丈夫ですよ。赤ちゃんへの影響についても通常の使用量であれば問題ないとされています。歯科で通常使われているキシロカインと言う局所麻酔薬は無痛分娩でも使用しますから。
ご参考までに妊娠中の歯の治療についてまとめたコラムがございますのでよろしければご覧ください。
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評価・お礼
あーと さん
2013/01/29 20:22回答ありがとうございます。丁寧に回答して頂き、また胎児に影響が出ないと聞いて安心しました。これからもゆっくり治療を進めていきたいと思います。