菅田 芳恵
スガタ ヨシエ私でももらえる!?個人事業主の持続化給付金
-
新型コロナの影響で、昨年と比べて売り上げが50%以下になった事業主に支給される持続化給付金。事業主といっても個人の場合、私にも支給されるのだろうかと不安な方もいるかと思います。
そこで、個人事業主で不安な方のために「あなたにももらえる持続化給付金」について説明をします。
個人事業主で確定申告をしてれば支給される
個人事業主と言っても、様々な仕事があり、一概にこうですよとは言えませんが、毎年事業収入を確定申告していることが要件です。事業収入がいくら以上ということはありませんので、事業で収入があれば少額でもOKです。
また会社員として給与をもらっているけれど、夜や休日に副業を行っている場合も、確定申告をしていれば個人事業主として対象となります。ただし、この場合「事業と言う規模ではないので雑所得で申告しよう」と言う方も多いと思います。そこで給付金の対象に雑所得でも事業内容が確認できればOKになりました。
こんな私でも大丈夫
開業届を提出していなくも大丈夫
「小さな規模だから開業届をだしていない」と言う方も多いでしょう。開業届をだしていなくても確定申告をして事業収入を申告していれば、税務署に事業者だと登録されるので大丈夫です。ただし、開業して1年もない方は、開業届が必要になりますので、提出していない方は今回は無理かと思います。
今まで売上帳を作成していなくても大丈夫
「白色申告なので家計簿のような簡単な帳簿しかつけていない」という方でも大丈夫です。家計簿だと全ての売り上げや経費を1日ごとにつけていて、それぞれの項目が分かりにくいので、今から売上帳を作成しましょう。百均のお店で帳票を購入して手書きで売上だけを記載するか、インターネットで売上帳をダウンロードして記入します。
パソコンからの申請がわからなくても大丈夫
申請はパソコンからのみです。確定申告のように直接手渡しや郵送は認められていません。必要書類はスキャンや写真に撮って添付することになります。スキャンできない、写真を送れない等パソコンが苦手な方もいます。その場合は、サポート会場に予約をしてサポートを受けて申請しましょう。ここではパソコンの使い方をサポートしてくれますので、必要書類を持参して教えてもらいましょう。
まとめ
個人事業主の必要書類等は、ネットで検索をするとわかりますが、細かいことはわかりにくい。そこで電話で問い合わせをしようと思っても、全くつながらないというのが現状です。だからといって、そこであきらめないでください。それぞれの細かい事情については、ネットに記載されていないだけでかなり個々の事情に考慮してくれるようです。
現在、申請をしてから2週間といわれていた受給が、3週間以上かかっているようです。それに輪をかけて、この持続化給付金事業を経済産業省から請け負っている団体が実態がないということで問題になっています。
給付金には予算額があり、すでに予算額に近くなっています。たとえ超えたとしても、追加予算で申請した全事業主には支給されるかと思いますが、大変な時の給付はありがたいものなので、なるべく早めに申請をするとよいでしょう。