畔柳 美知子(建築家)- Q&A回答「建築プラン製作者/設計者に質問する」 - 専門家プロファイル

畔柳 美知子
時の変化を受け入れる揺るがない空間を

畔柳 美知子

クロヤナギ ミチコ
( 東京都 / 建築家 )
スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
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北道路の土地なのに南側に斜線がかかる?

住宅・不動産 住宅設計・構造 2018/07/31 12:23

賃貸を建てるつもりで、都内の近隣商業地80/300の土地の購入を考えています。
真北の南北に長い土地ですが、北道路で前面道路は8メートルなので道路斜線はかかりません。
ですが、建物プランを見ると五階の南側が南西方向に斜めにカットされています。
日照時間の問題なのでしょうか。近隣商業で近くが住宅地だからなのでしょうか。
そもそも南側の建物のほうが日当たりがあるはずなので、北に位置する当地が削られるのか。
どういう理由で削られるのか教えていただけないでしょうか。

Pine99さん ( 東京都 / 女性 / 47歳 )

建築プラン製作者/設計者に質問する

2018/07/31 15:03
( 3 .0)

こんにちは

スタジオドゥカの畔柳です。

建築プランが、もうすでに誰かにより提示されているということでしょうか?

今、ここに、Pine99さんがお書きになっている文章からは、正確な情報を得ることができず、専門家としての責任ある回答を書き込むのは非常に困難です。おそらく、そのご質問に回答できる可能性のある人は、その土地の条件を熟知しているはずの、その建築プランの製作者/設計者です。

ですので、その建築プランを製作した人に、なぜ、その斜めのカットが起きているのかを質問し、納得のゆく回答を得るのが、一番良いことだと思います。

なぜなら、その製作者/設計者は、その敷地の条件を熟知した上で、プランを作っているはずで、様々な斜線やセットバックなど計画上の特徴には、おそらくきちんとした理由があるはずだからです。

もし、そのプラン製作者/設計者が、Pine99さんが納得のいく説明ができないということでしたら、そもそも、その建築プランを採用することはお勧めできません。

ちなみに、建物を建築するにあたり、敷地条件として課される斜線制限には、道路斜線の他に、北側斜線、隣地斜線などがあり、それに対する緩和条件なども、様々異なります。敷地条件は、その形状、方角、地形などにより個々で様々ですので、数行の文章による説明から、敷地の形も建物プランも見ないで回答するのは非常に困難です。

その建築プランを提示した目の前にいる「専門家」にきちんとした説明を要求し、互いに納得してからの事業着手を強くお勧めします。

評価・お礼

Pine99 さん

2018/07/31 17:45

ありがとうございます。
土地購入の場合、売り主側の仲介が建築士に依頼して間取りを書かせ、それを開示しています。買い手の目の前に建築家はおらず、買い手である私は私側の仲介を通じて資料を取り寄せますが、何人もの買い手・売り手の仲介と設計を通すので伝言ゲームになって知りたい答えが返ってきませんでしたので、直接、建築士の方にお聞きしようと、このサイトを利用させていただいたものです。
三つの斜線については理解しております。そのため、売り手仲介の開示している参考間取りで、真北道路の南北に長い土地で、何故、南側が削られるのかが分からなかったのです。別の制約があるのであれば、おっしゃる通り事業計画に差支えるので、不明点をご教示いただき、相談に乗っていただける建築士の方に、設計、施工までお願いしたいと思っておりました。個別の数字等が必要であれば、お出しできます。よろしくお願いいたします。

畔柳 美知子

2018/08/01 11:06

こんにちは

売り手側が販売促進のために作った建築プランに関するご質問ということなのですね。

ということですと、あくまでも参考プランということで、実効性はあまり高くない可能性もあります。ご記入の内容からは、その南側一部カットの理由が、何かの斜線規制によるものなのか、あるいはそれ以外の理由によるものなのか、いくつか推測することはできると思いますが、確実なことはわかりかねます。

そのプランの設計者の意図を、設計者本人の意図を書面で受け取りたいと言ってみることで、伝言ゲームを避けることができるかもしれません。

私の場合、専門家としてこの場でお答えできるのは、文章で表現していただいた事柄が、明らかな違法行為であるとか、一般論としてはあり得ないこととか、あるいは、専門家の共通の認識としての考え方などで、具体的な物件の具体的な事柄については、お答えしたとしても、漠然とした可能性の話になってしまいます。

Pine99さんのこの案件のご質問内容に関しましては、私がご相談に乗ることができるとしたら、具体的な敷地の所在地、形状、法的規制、および、Pine99さんのご希望、そして予算などを仔細に検討することから始めることになると思います。

土地探しの際、専門家としてのアドバイスから、設計、施工監理までをお受けすることができます。ただし、当社は、施工は行なっておりません。

設計施工を一貫して行うことは、昨今、様々な場面で指摘される、内部監査の弱点を多く持っています。工事監理は、設計者が、施工が間違いなく、正しく行われているかを、あくまでも第三者として、施主の利益のために仕事をするべきと考えています。ちょうど、弁護士のように。

もしご希望でしたら、
https://profile.ne.jp/pf/studioduca-michikokuro/
ご連絡をいただけると幸いです。

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