虫が嫌い

「モンシロチョウ家に持ち帰りたいから、お前のリュックサックにいれて」

そういったアヤツをいまだに恨んでいる。
わたしのリュックサックは二度と使えない。リュックサックを背負いながら、バタバタバタっ！とモンシロチョウが動いてた。

ホラーだ。

嫌だと言えなかったのは幼すぎたから。
NOというと友達に嫌われると思った。
NOといったほうが友達ができると今は知ってるのに


虫が嫌い


大学時代の親友の一人は、美人で楽しい子であったが、

夜中に電話がかかってくるのは困るのだ。

「しのぶ、助けてぇぇぇぇぇ～～～！出たの～！お願い、来てぇぇぇぇぇ。」

困ってる人がいると、放っておけないじぶんを変えたくなる。


夜中にゴキブリ退治に行く、うら若き独身女性がこの世に何人いるのか？



虫との戦いは続く

「コレに刺されました！まだ生きてます！」
と、ムカデを持ってきてくださるオバチャマ。

「あ、こうやって持ってきてくれると助かる。ムカデ刺症は痛いよね～」

キモい。動くな虫よ。殺してから持ってきてくれ。しかも置いていかないで～（；＿；）。



本音と建て前。患者さんに罪はない。悪いのは虫なのだ。



「コレ、やっぱりそうですよね！ササササーって走るところ捕まえたんです！」


興奮ぎみに話すお父様。


「シラミですね！小さいのによくわかりましたね。まずは、毛を剃って～、薬局でスミスリンシャンプー売ってるから買ってくださいね、そうすれば大丈夫ですよ～はーと❤️」




わたしはプロの皮膚科医だ。虫ごときにひるまない。たかが虫ではないか。



皮膚科医は、虫を見るのだ。ノミ・ダニ・ムカデ・・・



「虫とタテマエと私、愛するあなたのため」ひらまつえり、懐かしすぎだ。





皆様、暖かくなってまいりました。
ムシ様にお刺されになったら、いらっしゃってくださいませ。
虫は、現物ではなくて写メで大丈夫です。はーと❤️。





 

【しのぶ先生　外来担当】

☆　品川イーストワンスキンクリニック　木曜日外来外来担当　品川駅東口徒歩１分
http://e-onetower.jp/

☆　高輪皮膚科・形成外科　泉岳寺駅前徒歩５分　９月開院予定