田中 紳詞(経営コンサルタント/ITコンサルタント)- Q&A回答「手当の支給は、あくまで「働くことができないこと」が前提です。」 - 専門家プロファイル

田中 紳詞
業務システムからモバイルまで、IT業界の無差別格闘家

田中 紳詞

タナカ シンジ
( 東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント )
株式会社Exciter 代表取締役/主席コンサルタント
Q&A回答への評価:
4.6/23件
サービス:2件
Q&A:43件
コラム:49件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-6280-3255
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

鬱病で傷病手当受給中の起業について

法人・ビジネス 独立開業 2013/07/13 15:25

現在鬱病で自然退職という形になりました。
傷病手当を受給して6か月目になります。

症状は少しずつ良くなっているものの、
まだ「外で働ける」状態からはほど遠いです。
今後は自立支援のプログラムを受講する予定としております。

将来的には数十年間1つの業界で技術を磨いてきた経験を生かして
個人事務所のような形で、少しずつ自宅でお仕事をしていきたいと
考えております。

現在は傷病手当で生活費をまかなっているものの、
給付が打ち切られれば、生活自体が厳しくなってしまう為、
少しずつ委託を受けて(1か月に1件~2件)体を仕事に慣れさせつつ
進んでいきたいのですが、この場合は法人化した時点で傷病手当の
打ちっきりになってしまうのでしょうか?

まずは個人事業主開業で考えていたのですが、
企業様が取引先の場合は個人事業主の場合は、
委託契約等が難しくなるとのことで、法人化しないと
お仕事が受けられないそうです。

snooponさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )

田中 紳詞 専門家

田中 紳詞
経営コンサルタント

1 good

手当の支給は、あくまで「働くことができないこと」が前提です。

2013/07/23 11:30

こんにちは。

傷病手当か傷病手当金のどちらかにより要件は異なりますが、どちらにしても、あくまで「働くことができないこと」が前提となります。

うつの場合は扱いが難しく、受給期間中の原則労働は禁止ながらもリハビリの一環として医者から軽いアルバイトを勧められる場合などもあるそうですが、「受給期間中に開業し、引き続き手当を受給し続ける」というのは、道義的にも難しいのではないでしょうか。

また、現状でお客様になる方が決まっていて先方も状況を認識されているならば話は別ですが、予定している以上のボリュームの仕事が来た場合、納期の調整や場合によってはお断りしなければならないことも考えられ、その説明を求められることもあるかと思いますが、そういったシーンをイメージすると・・・

余計なことかもしれませんが、まずは回復に専念して頂き、リハビリ的な意味で何かをお考えの場合、いきなり起業して仕事に取り掛かるのではなく、起業についてのご準備を進められては如何でしょうか?

起業は、資金計画や事業計画、事務所をどうするか、どのようにプロモーションしていくか等、色々な手間も暇もお金もかかります。
それらについて、自分がどうするか、この先どうしていくかを考えられることをお奨め致します。

その他にも、Webサイトを前もって作っておいたり、コラムを書き溜めたり、ブログを書いたり、場合によっては売り物になるものを予め作っておいたり、できること・やるべきことは山ほどあります。

ご参考までに。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム