柴田 博壽(税理士)- Q&A回答「1,500万円の借入は資金計画で返済可能です。」 - 専門家プロファイル

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親にお金を借りることになり、税金について。

マネー 税金 2014/12/03 12:30

住宅ローンの一括返済をしなくてはならなくなり、1700万円ほど必要になりました
 (離婚原因です。ローンを一括返済し夫の持分を私に移転登記します。
  現在の持分は、夫1/2 私1/10 私の母4/10です)

私の預金は500万円位で、後は親から借りることになりました。
私の親は71歳になっており、長期間の返済は設定できないということを聞きました。

現在、16歳と19歳の子どもを養育しており(1人は私大生です)教育費などを考えると、現況では月に7~8万円程度の返済が限度です。
5年後位になれば教育費が減り、例えば繰り上げ返済や返済額の増額などが可能になると考えていますが、どのような借り方をするのが良いでしょうか。
 ・返済期間や返済方法をそのように決めればよいか
 ・金利はどの程度設定すればよいか
 ・書類を作成する際には、「月々○○円」「~年後から年間○○円繰上げ返済」など、  細かい返済方法を記載しなくてはならないのか

また、相続時清算課税という制度を調べてみたのですが、良く分からず…この件ではどのようになるのでしょうか?

できれば手元に預金を残しておきたいので、1500万円借り入れをしたいと考えていますが難しいでしょうか。
よろしくお願いいたします。

※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。

juri228さん ( 東京都 / 女性 / 46歳 )

1,500万円の借入は資金計画で返済可能です。

2014/12/03 23:28

juri228さん はじめまして

税理士の柴田博壽と申します。

ご質問にお答えします。

親から住宅資金等調達の方法として「金銭消費貸借」も選択肢の1つです。

1,500万円の借入もjuri228さんの予定の資金計画で十分、返済可能と判断でき

ます。

それには、相当の約定利息による「金銭消費貸借契約書」を作成する必要があり

ます。

そして、返済計画に基づき、確実に返済を励行することが大原則です。

また、契約書を作成したら、遅滞なく、公証人役場で「確定日付」をとっておくことを

お勧めします。

1)現在の住宅ローンの金利相場は、1%を下回っている状況です。

したがいまして約定利息は、1%位が妥当と思われます。

2)約定利息が1%で元利金合計の月額返済金額7万円宛てという条件になります

と1,500万円の返済期間は216回(18年)を要します。

平成44年12月に完済となります。

3)元利金等による2回目以降の返済月額は、76,232円となります。

4)参考に借入金返済明細の抜粋版を2つの画像にして添付します。

5)最後に相続時精算課税制度についてです。

これは、子や孫に贈与した金額についてその時点では、贈与税の課税を行なわず

に相続が開始した時点で相続財産に加算して相続税額の計算を行なおうとする

制度です。結果的に課税を先送りできるという視点もあります。

しかし、相続財産の状況から、結果的に相続税が課税されないことが明白であれば、

この制度を活用することで少し早めに資産を有効に活用できる制度といえます。

この制度の贈与税が非課税となる金額は2,500万円で、これを超えて贈与した場合

は、超えた部分に一律20%の贈与課税があります。

この贈与税の納付金は、相続税額との調整を行なうことになっています。


  参考になれば幸いです。

  柴田博壽税理士事務所 
  
   e-mail : shibata-hirohisa@tkcnf.or.jp     

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