松本 仁孝
マツモト ヨシタカどこで話をするのが筋?
住宅・不動産 不動産売買 2013/03/28 09:40現在、建築条件付きの土地の購入を考えております。
まず、その物件に関しては自分でネットの某サイトにて発見し、近所だったために直接足を運んで場所を確認しました。
その後、媒介をしているA社に来店し、簡単な区割り図だけもらいました。(現地への案内や見積もり等は全くしてもらっていません。ものの5分くらいの滞在)
そこで、自分には学生時代にお世話になった先輩が不動産屋B社をしており、「こんな物件を見つけたのですが扱えますでしょうか?」と確認したところ、答えは「OK」とのことでした。
ちなみにA社の取引形態は「媒介(専任)」、手数料は「分かれ」となっています。
それから、しばらくしてから今度は売主であるC社(その土地を持っている建設会社)のホームページ上に取引形態「売主」として出てきました。
自分としてはとても気になっている物件で話を進めていきたいのですが、このような場合は
・最初に簡単な区切り図だけもらったA社に媒介してもらう。
・お世話になった先輩のいるB社に媒介してもらう。(自分はこれが希望)
・売主であるC社と直接やりとりをする。
のどれが良いのでしょうか?
自分も3社も地元なのでややこしくなったり、不動産間でのトラブルが起きたりするのはどうしても避けたいので、良い案があればご教授ください。
s17さん ( 神奈川県 / 男性 / 34歳 )
自宅を建築される土地の購入につきまして。
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はじめまして。
不動産コンサルタントとして、
不動産取引についてのご相談を承っております、
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、行政書士の松本です。
ご質問内容についての回答を書かせていただきます。
結論から申し上げますと、
今後、当該土地の購入についての交渉先はA社になると考えています。
理由は、最初に接触した宅建業者だからです。
購入を検討されている土地についての資料をもらった時点で、
A社と当該土地取引における媒介関係を有することになったと考えました。
A社から受け取った資料に基づいて、
今後の交渉先として希望されているB社に行かれたのですから、
B社はA社に先行されていることにつき、知っていることになります。
宅建業はシビアな業界です。
B社で勤務されているあなたの先輩が、
トラブルに発展しないように、どこまで仕切ってくれるのか。
B社が介入することによって、A社の立場はどのようになるのか。
このような観点から状況を見ますと、
今後、先輩が勤務しているB社を交渉先にすることはお勧めできません。
また、売主と交渉することはやめておかれたほうがいいと思います。
確かに、媒介に要する手数料を支払わなくて済むというメリットはありますが、
トラブルを発生させないことを最優先に強く希望されているようですので、
B社及び売主のC社と接触することは避けられたほうがいいと考えています。
先輩との人間関係について、
心配されることも出てくるように思っていますが、
A社を交渉先としてやり取りを進めていかれることが、
無用なトラブルを回避することにつながっていくものと考えております。
これからも地元で生活基盤を築いていかれることになります。
あなたの最優先事項であるトラブルを引き起こさない。
その視点から見えてくる方策として、助言させていただきました。
少しでも、お役に立てていれば、幸いです。
評価・お礼
s17 さん
2013/03/28 20:13
適切・親切な回答感謝しております。
まず、C社との直接交渉は嫁との相談の結果避けることにしました。
あとはB社とC社のどちらかになるのですが、イマイチ踏ん切りがつきません。
物件は見つけているのに、ものすごく歯がゆい感じです・・・
足踏みしている間に買い手が見つかってしまうという心配もあるし・・・
なるべく早くに決断して行動に移したいと思います。
このたびは誠にありがとうございました。