沖田 将人(獣医)- Q&A回答「スコティッシュフォールドの鼻出血」 - 専門家プロファイル

沖田 将人
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沖田 将人

オキダ マサト
( 富山県 / 獣医 )
アレス動物医療センター センター長
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スコティッシュフォールド 女の子 1歳8ヶ月 鼻血について

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2014/01/06 06:32

スコティッシュフォールドの女の子
1才8ヶ月です

2回目のワクチンを接種した日にはじめて鼻血を出しました
それ以来くしゃみをして鼻血を出すことが多く
レントゲンや血液検査などはしましたが何も異常はみつかりませんでした

ですが1歳1ヶ月の時にコロナを発症し数値が3200で危険でしたが今は一応1600の平熱で安定し半年ほどたちます

先生によるとCTなどして検査するにもFIP発症の恐れがあったりするので負担はかけられないと言われました

原因もわからず最近では毎日鼻血がでるので心配です

あまり鳴かない子ですが鼻血を出したあと必ず泣きながらすりよってくるので 体がつらいのかただ甘えているだけなのかもわからず不安です

何か方法ありませんでしょうか?

祐亜さん ( 大阪府 / 女性 / 29歳 )

スコティッシュフォールドの鼻出血

2014/01/06 19:26

 はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。

 実際は診てみないとなんともとは思うのですが、文面からの想像で書かせていただきます。
 参考程度にお考えください。
 
 一般的に猫の鼻出血の場合、歯石や歯根膿瘍から起こる鼻炎に伴い出血というケースや、FVRなどの上部呼吸器感染症が悪化して蓄膿症に至ったケース、鼻腔内の腫瘍などを最初に疑います。
 
 ただこれらの病気は通常高齢の猫に多く見られるもので、若い猫ではあまりないと思います(可能性はもちろん0ではないでしょうが)。

 そちらの猫さんがそれに当たるかはわかりませんが、以前鼻出血が止まらなかった若いスコティッシュの子で、CTを撮ったら鼻の軟骨が曲がっていて、これが原因となって出血を繰り返していたというこがいました。
 スコティッシュフォールドの場合骨軟骨性形成不全という遺伝的な疾患を持っている子がおり、耳にかぎらず手足や尾などのが曲がり、歩行異常が出る患者さんがいます。
 おそらく鼻の骨が曲がっていたこもその疾患の関連で起きたのではないかと思っています(確定はできませんが)。

 はたしてそちらの猫さんがその病気に当たるのか、それとも腫瘍や別の疾患なのかはわかりませんが、ここからの診断にはやはりCTなどでの検査が必要なのではないかと思われます。

 どの程度そちらの猫さんがCT検査に危険を伴うのかは、実際診察してみないとわかりませんが、試しにこれまでの検査結果を持参し、CTのある動物病院で一度診てもらい(CTを撮るかどうかは別として)、セカンドオピニオンとしての意見を聞いてみても良いのかもしれません。

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