沖田 将人(獣医)- Q&A回答「犬の咳について」 - 専門家プロファイル

沖田 将人
地域に密着したワンランク上のホームドクターを

沖田 将人

オキダ マサト
( 富山県 / 獣医 )
アレス動物医療センター センター長
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犬のせき

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2012/05/31 14:20

11歳のマルチーズですが
せきが止まらずこまっています
心臓の薬を飲んでいます

あちこちの獣医にかかりましたが
気管がつぶれているといって薬をだし(獣医さんがのどを抑えて出てきた咳がいつもしている咳と同じでした)

他では、肺が原因といって薬をだし

他では、せきどめの注射や薬をだし

どれもききませんでした


寒くなると、ゲホゲホとせきこみ、最後に、たぶん 猫が毛玉を吐き出すような?カッという咳をしてとまります

一時、一日中咳をしてお互いに眠れない日々が続いていました


春になって少しおさまり、ここ数日の寒さのせいかまた咳をしはじめました
気温との関係かと勝手に思っていますが、寒さからこういう咳がでるのでしょうか?
他に何か考えられる病気ないでしょうか。

リルルさん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )

犬の咳について

2012/06/04 11:31
( 5 .0)

 はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。

 さて咳の原因はいろいろあります。
 一般的なところで
1.心不全
2.気管疾患(気管虚脱など)
3.アレルギー
4.ウイルス性
5.細菌性
6.真菌性
7.腫瘍

といったところです。
このうち1~5がよく見られます。

このうち1~3は完治が困難(あるいはできない)咳で、治すというより、少しでも咳を減らす、あるいは咳が出ない期間を増やすという「維持」を目指すことになります。

また、これらの原因が一つだけで咳が出ているとは限らず、たとえば「もともと心不全の咳がある」+「太ってきて気管疾患の咳が悪化してきた」+「弱った気管に細菌感染が併発した」というように、複雑に絡み合って起きていることが多いです。

ですので、一つの原因に対する治療をして駄目だから、別の原因の治療をという路線では難しいかもしれません。(たとえば心不全の治療をしても咳が収まらないから、気管疾患の治療をしてみて…というような)

血液検査、レントゲン検査などで現在わかっている呼吸器官系のすべての問題点を挙げ、それらを同時治療しながら、3~7のその他の問題点を探すという方向性が良いのではないでしょうか。

そちらのワンちゃんの状態にもよりますので、主治医の先生とよくご相談の上方針を検討されると良いと思います。

評価・お礼

リルル さん

2012/06/04 13:22

ありがとうございます。

係っている病院でも心不全などは治りにくいといわれました。
心臓や内臓は負担を軽くする治療程度しかできず、治せないと。

このような方針で他の獣医さんにあたってみます。
どこへいっても、言うことがバラバラで^^; 必ず今までの治療法を否定されるので、そこでまた迷いが生じてしまいます。大事な家族なので、根気よく頑張りたいと思います。

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