はじめまして、アレス動物病院の沖田と申します。

　現在様々な動物を対象とした保険がありますが、うさぎさんの保険に関して注意すべき点としては、どのような項目に対し保険が適応される（あるいはされない）ということではないでしょうか。

　たとえば、うさぎさんの診療で非常によくある不正咬合による歯の処置は保険によっては適応でない会社もあります。
　あるいは病気ではなく健康な状態での検診や便検査などに対して保険が適応できるのかどうか、なども含め、どの保険は何が適応で、何が適応でないのか、というのを調べておく必要があるのかもしれません。

　月額がたとえ安くとも、いざという時に適応外の項目が多いようでは意味がなくなってしまいます。

　たとえば以前飼っていたうさぎさんの治療を例にとり、その中で適応のものとそうでないものを分けてみたときに、各保険がどこまで適応なのか、それを実際保険で賄った際に保険給付金はいくらになるのか、そしてそれは月々の保険料とのバランスが取れているのか、なども考えてみるとよいかもしれません。

　保険で元をとる、というものではそもそもないのでしょうが（万が一、不慮の病気に際してのまさに「保険」ですから）、保険料とのバランスがあまりに悪かったり、適応外項目があまりに多いようだとよくありませんので、複数の保険会社の費用だけでなくカバー範囲も判断の一つに加えてみてはいかがでしょう。