ハムスターの腹水
人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2010/12/06 20:541歳7カ月になる♂のゴールデンハムスターを飼っています。
先週土曜日にお腹のあたりがプクプクして、水のようなものが溜まっている感じがしたので翌日動物病院へ連れて行きました。
結果、「老化により心臓の機能が低下し、血液の循環が悪くなり水が溜まっているのでは?」とのこと。
現在は「利尿剤」と「抗生物質&肝臓の薬」を朝晩飲ましています。
顔は日に日に痩せていくのに、手足と下半身はかなりむくんだ感じで、今は右手を使うことも難しいようです。
ご飯とおしっこ以外は全く家から出る事もありません。
家の下にはペットヒーターを置き、水分が取れるように野菜や果物を中心に与えています。姿をみているともうあまり長くは生きられないのかな~と少し悲しくなりますが、他に何かしてあげられることはあるのでしょうか?
家族の一員として、子供たちとできることはしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
mokakuさん ( 大阪府 / 女性 / 36歳 )
ハムスターの腹水
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はじめましてアレス動物病院の沖田と申します。
さてこれは確かに難しい状態なのかもしれません。
診ていないので文章から推測する一般論とご理解いただきたいのですが、結論から言いますと、特にこれ以上できることというのはないのかもしれません。
腹水がたまるというと次の可能性が考えられます
1. 腫瘍
2. 心不全
3. 肝不全
4. 腎不全
5. 消化管(胃腸)の異常
6. 腹膜炎(たとえば女の子で子宮蓄膿症が破裂した、など)
この中で5,6は開腹手術などの話になってしまうのですが、今の状態からはやはり麻酔のリスクが高すぎて現実的ではないと思います。
1は腹水がたまるほど進行しているとなると手術のタイミングとしては遅いでしょうから、何かするとしたらベータグルカンなどのサプリメント(人間だとアガリクスなどがこれに当たるでしょうか)を試してみるというのも手ですが、ハムスター用のものというのはないので効能外の使用になりますし、これを出されなかったところを見ると主治医の先生は腫瘍の可能性が低いと判断されたか、あるいはこれ以上投薬物を増やして負担をかけたくないと判断したかではないかと思います。
今飲んでいるお薬は主に2~4に対するお薬というところで、これも追加のお薬というのはなかなか難しい状態です。
そうすると、どの可能性だとしても、治療的にはあまり追加できるものがないということになります。
ただ、今は体力がとても落ち、通常なら越えられるはずの冬を越すことすらかなりの消耗を強いられる時期だと思います。
今このタイミングで偽冬眠(偽の冬眠、そのまま衰弱死することも多いです)に入られると、手の打ちようがなくなってしまいますので、人がいない時間も室温が下がらないよう気をつけ(20度前後でキープできるよう)、光の当たりにくいところでの飼育の場合は、人がいない時間もライトをつけ、日照時間が減り過ぎないようにするなどの、環境面の補助が重要となってくるかと思います。
重度の疾患と戦うハムスターさんを看病するというのは、飼い主様にも大きな負担があるかと思いますが、飼い主様あっての治療ですので、無理をなさらず、根をつめすぎずで、不安なことがあったら主治医の先生に相談して、出来る範囲で看病をしてあげてください。
評価・お礼
mokaku さん
2010/12/07 19:11
沖田先生、回答頂きありがとうございました。
やはり今の状態を見守っていくしかないのですね・・・。
今日になり今まで使えていた手の方も膨れてきて、歩くのもとても辛そうです。
寒くなってきたので温度管理には十分に気をつけて、今私たち家族ができることを精一杯してあげたいと思っています。
本当にありがとうございました。