さて、前置きとして、やはり一度健康診断がてら病院で診てもらった方がよいとは思います。
　何か大きな問題がないというのを確認してからというのが、やはり無難です。

　そのうえで、というお話なのですが、可能性として「お腹の空きすぎでの嘔吐」がありうるのではないかと思います。

　一日1食や2食の小型犬で、朝のみ黄色い胃液を吐いて、そのあとフードを食べても吐かないというと、真っ先に想像するのはこの問題です。

　基本的に体の小さい生き物ほど代謝が早く、体が大きい生き物ほど代謝がゆっくりです(食事の間隔を広げることができます)。
　たとえば人間の大人は我慢すれば昼ごはんを抜くことができるかもしれませんが、小学生に昼ご飯抜きは耐えられないですし、赤ちゃんにいたっては3時間ごとにミルクを飲む必要があります。
　極端ですが、ハムスターは1，2時間ごとに食事をするわけです。

　そうすると、大型犬はともかく、小型犬は本当は一日3食にできれば理想的で、さらに言うと8時間おきの食事が理想ということになります。
　たとえば、朝8時、その次が夕方4時、そして深夜の12時というのが理想となりますが、そこまでは無理でも、朝に一回、仕事帰りに一回、飼い主さんが寝る直前に一回という風に一日分を三等分してあげられると、24時間とか12時間の絶食に耐えなくても済むことになります。

　一度一日一食になれてしまうと、3食にしていくためには時間がかかると思いますが、健康診断の結果異常がなければ、チャレンジしてみる価値はあるのかもしれません。