堀内 哲幸(建築家)- コラム「CM方式について」 - 専門家プロファイル

堀内 哲幸
誠実、CM管理、お施主還元

堀内 哲幸

ホリウチ ノリユキ
( 長野県 / 建築家 )
株式会社 哲・Braveデザイン工房 代表取締役
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CM方式について

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2014-04-07 15:12

CMスタイル(コンストラクション・マネイジメント)とは?

CMスタイルとは、日本語で直訳すると建設管理、自邸工事を自ら行い工事をしていく事を言います。
○工事の観点から=直営工事です。(自分の家は自分でつくるんだ!という事、他人につくってもらう発想ではありません!)
○予算の観点から=分離発注方式・積算方式です。 ○お施主様還元システムです。
実際には建築にかなり精通していないと管理は出来ません。設計事務所が施主さんと一緒になり、工事管理をサポート及びフォローしていく方法です。

 

CMスタイルの業務内容とは?

  • CMスタイルの
    業務内容・流れ 

      ↓
  • 専門業者選定

    基礎屋・大工さん・屋根屋
    材木屋、等々の専門業者を選定する。

      ↓
  • コスト管理

    積算・見積もりの調整。

      ↓
  • 分離発注方式の準備

    積算の合意・見積り調整ができた専門業者への連絡。及びCM契約書の作成等。

      ↓
  • 施工図の作成

    必要に応じて、納まりを専門業者等と検討した上で施工図を作成する。

       ↓
  • 建設工事保険加入

    請負方式では無いので建設工事保険も自ら納得の上で加入する。

       ↓
  • 業者連絡・材料手配

    各工程に合わせて材料を手配する。
    (材木、建材、サッシ、等々)

       ↓
  • 工程管理・工程表

    お施主さんの予定に合わせ各工事の工程表を作成し、工程管理を始める。  

   

    

CMスタイルのメリットとは?

○総工事費を安く出来る。(元請業者の必要経費、現場経費を削減出来る。)
○材料工事単価がオープンとなり、ネット価格が解り明瞭である。
(各工事に不必要な諸経費が掛からない。材料、手間がネット価格で契約できる。)
○直接各専門業者と契約を結ぶ(分離発注)ので施工者の顔が良く見える。
(請負方式では元請の顔は解っても、その下の業者さんは解りにくい。)
○各専門業者を自らも選定できる。(各業者を選定する際、お施主さんからの選択も可能です。)
○あらゆる工事に携わっていくので、家造りの工程作業が大変良く解るようになる。
(自分で出来る工事は自分で工事でき、手間を減らすことが可能。)

 

CMスタイルのデメリットとは?

○建築基準法上の瑕疵担保期間はあるにせよ、住宅メーカーのような何十年保証は、ありません。
(保証好きな方にとってはデメリットでありますが、何十年と保証があるということは、それだけの保証料を経費の中で支払っていることになります。決してタダではありません。)
○直営工事でも、任意で保険がかけられるようになりました。
○自己責任の下で工事が行われる。
(CMは直営工事で行われます。但し、各専門業者も責任施工で行います、設計事務所がお施主さんをしっかりとサポートフォローしていきます。)
○全ての工事に渡って携わっていくので、大変に労力(自身の手間)を使う。
(請負方式では元請の顔は解っても、その下の業者さんは解りにくい。)
○各専門業者を自らも選定できる。(各業者を選定する際、お施主さんからの選択も可能です。)
○あらゆる工事に携わっていくので、家造りの工程作業が大変良く解るようになる。
(工事には関りたくないと言うお施主さん、若しくは商品を買うような感覚の方はCMスタイル向きでないかと思われます。
請負方式の方がよろしいと思います。家造りにさまざまに渡って関りたいお施主さんにとっては、CMほどやりがいのあるものはありません。)

 

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