倉田 友宏(歯科医師)- Q&A回答「先天性欠如歯について」 - 専門家プロファイル

倉田 友宏
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

倉田 友宏

クラタ トモヒロ
( 長野県 / 歯科医師 )
倉田歯科医院 院長
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先天性欠損歯

心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2017/02/05 00:53

私の息子(12歳)が「先天性欠損歯」と診断されました。
(都内の大学病院の歯科と近所のキッズ歯科で検診)
10本がその対象です。
これだけの本数は非常にめずらしくベストな対策が
見えてません。
つきましては以下ご教授願います。
■状況
1.上の歯
 ・永久歯はない。しかし今ある乳歯の大きさは通常の乳歯の大きさではない。永久歯並み。
  根もしっかりしてる。
2.下の歯
 ・親知らず・その前にあるはずの歯の永久歯がない状態。他の歯はあるけど小さい。
 ・1本過剰歯がある。
 ・右下にある1つの永久歯がななめに生えている。その影響でその上にある歯が痛みを感じている状態。
■質問
1.今後以下の対応しかないでしょうか?
 ・今:
  できるだけ今あるこの乳歯を大事にしていって、長く使える様にする
 ・抜けてしまった場合:
  入れ歯で対応
 ・成人(骨格形成後):
  インプラント or 入れ歯
2.この困難に本人は一生涯付き合っていかなければいけないと思います。
  少しでもそれが軽減出来ることが、通常の生活上であればご教示願います。
  (例:食事内容、歯磨きの方法など)
3. インプラントと入れ歯のメリット・デメリットをご教示願います。
   インプラントについては以下の理解で、金銭的に一生涯使用するのは難しいのではと懸念してます。
   ・制度が変わって、6本以上先天性欠損歯がある場合は矯正をする際は保険が適応される様になった。
   ・しかしながら相変わらず高額
   ・一生ものではない。10年くらいが寿命
4.その他
  まだ見識があまりなく手探りで対処法を模索している段階です。
  限られた資産で息子が快適に過ごせる術が他にございましたらご教示願います。

うまく説明できておらず恐縮ですがよろしくお願いいたします。

shotsuka276さん ( 福井県 / 男性 / 47歳 )

先天性欠如歯について

2017/02/06 19:10

こんにちは。
長野県上伊那郡くらた歯科医院の倉田です。

1,2本ではなく、10本もの先天欠如歯があるのであれば、矯正歯科や口腔外科がある大学病院や総合病院で診ていってもらうのがベストだと思います。
矯正治療を保険適用で行うことができる医院は当医院のように矯正専門医が常勤していて、なおかつ大学病院並みの設備が整っている医院でしか行うことができません。
また、インプラント治療に関しても大きな外傷や先天性疾患に対しては保険適用されますが、こちらを行うことができるのも特定の施設のみになります。

年齢的にまずは乳歯を残せるだけ残していき、抜けてしまった場合には入れ歯を使っていくことになるでしょうが、やはり入れ歯というのは異物感も大きいですし、年齢が若い場合には入れるのを躊躇されるかと思います。

インプラントの10年の残存率は96%以上と非常に高く、きちんとお手入れをしていけば自分の歯と同じように使っていくことが可能です。
自費診療ですと数百万円のケースでも、今回の場合には負担も軽減できるケースですので、そういったトータルの治療を行うことができる病院で長期的な治療方針を示してもらうといいでしょう。
もし入れ歯でも本人が快適に使えるのであればいいですが、そうでない場合には保険適用でさまざまな治療を行うことができるというのは大きなメリットになります。

長野県上伊那郡 くらた歯科医院
http://www.kuratadent.com/

くらた歯科医院 facebookページ
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