倉田 友宏(歯科医師)- Q&A回答「根管治療後に薬を入れないことについて」 - 専門家プロファイル

倉田 友宏
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

倉田 友宏

クラタ トモヒロ
( 長野県 / 歯科医師 )
倉田歯科医院 院長
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歯根治療後の薬無しについて

心と体・医療健康 一般歯科・歯の治療 2016/07/11 22:16

こんにちは。
いつもお答えくださってありがとうございます。

今回は、歯根治療の後の処理についてお聞きしたいです。

今現在、まだ歯根治療が続いている状態なのですが、大分前に入れた薬が取れず、痛みを訴えていたため、歯医者を変えまして今日取っていただきました。

その際、歯になにも入れず綿と蓋だけをしている状態だと説明を受け、「薬を入れなくても大丈夫なのか」と聞いた所、「逆に薬を入れて刺激になり、痛みが増す可能性がある。傷口が塞がるまで安静にしておいたほうがいい」ということで中を空洞にしているみたいでした。

私は歯根治療は薬を入れ密閉するもの、と思っていたので、少し不安です。
歯の神経は取れており、膿んでいるわけではありません。

質問は、

薬を入れず空洞にするこの治療は行ったりするものなのか。

これだけで大丈夫なのか。

という点です。
どうか宜しくお願いします。

補足

2016/07/12 12:18

倉田先生、回答ありがとうございました。
流れとして行う作業だということで安心致しました。

もう1つ、気になることがあります。
その治療した歯は根っこが2本、のうちの1本の横に穴が空いている状態でした。
どちらに薬が残っていたか伺うのを忘れてしまったのですが、麻酔が効かないほどにそこが痛く、今も押されるようにズキッズキッと痛む状態です。
神経がないというのにそこが痛む原因はなんでしょうか。

麻黄さん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )

根管治療後に薬を入れないことについて

2016/07/11 22:36

こんにちは。
長野県上伊那郡くらた歯科医院の倉田です。

基本的に根管治療時は「根管内に薬を浸透させるために薬を入れて蓋をする」ことが多いですが、根管治療に使う薬は刺激が強いため、あまり炎症が強く出ている場合には炎症が治まるまで薬を入れなかったり蓋をしないで様子を見ることもあります。

切り傷や擦り傷でも毎日刺激のある薬を塗っていては逆に痛みが出てしまうことがあります。
以前入れた薬が効き、傷口が回復していくまでただ様子を見るということは他の部位の治療でも行われます。
根管治療時の痛みについてはさまざまな原因があるため、今回の処置を行ったことで必ず楽になるとは言えませんが、治療の流れとしては決しておかしくはありませんのでご安心ください。

長野県上伊那郡 くらた歯科医院
http://www.kuratadent.com/

くらた歯科医院 facebookページ
https://www.facebook.com/kuratadental

補足

返信遅くなり申し訳ありません。
くらた歯科医院の倉田です。

歯の根の横に穴が開いている状態というのはあまりいい状態ではないですね。
根の治療を行っていても改善が難しく、また治療後の予後もあまりいいものではありません。
どのような理由で穴が開いてしまったかはわかりかねますが、本来開いていない部位に穴が開いてしまっていることで、その部位に強い炎症が残ってしまっているのでしょう。

状態によってはその穴を早期に埋めたり、穴があいてしまっている根だけを抜いてしまう必要があるかと思います。
担当の先生とよく話し合って今後の治療方針を決めていただけたらと思います。

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