小谷田 仁(歯科医師)- Q&A回答「Re:リンガル矯正の是非について」 - 専門家プロファイル

小谷田 仁
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます

小谷田 仁

コヤタ ヒトシ
( 東京都 / 歯科医師 )
医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック 
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リンガル矯正の是非について

心と体・医療健康 矯正・審美歯科 2009/12/28 18:17

歯の表にブラケットをつける一般的な矯正と、
歯の裏にブラケットをつけるリンガル矯正があると思うのですが、
リンガル矯正は値段が高い以外のデメリットってありますか?

また、
リンガル矯正をやると
発音はしにくいものでしょうか?
舌を傷つけたりしますでしょうか?
矯正力は歯の表にやる一般的な矯正に比べて劣りますか?

よろしくお願いいたします。

テルキさん ( 神奈川県 / 男性 / 27歳 )

Re:リンガル矯正の是非について

2010/01/02 22:00

リンガル矯正は審美性は固定装置中最も優れる矯正装置ですが、装置、技工の費用が高額のため、また術者の高度の矯正技術が必要であるために比較的費用が高くなります。
リンガル矯正の値段が高い以外のデメリットには、違和感と発音障害がありますが、装置装着後、数週間、舌が装置に順応するまで、発音障害、違和感があります。
ただし、最近はクリッピーL等の小型の装置が使用されているために、早く装置に順応し易くなっていると思います。この様な装置の改善によって、装置が舌を傷つける可能性は無いといえますが、矯正ワイヤーが折れたり、ずれたりすると舌を刺激する事がありますから、担当医は特に注意しなければなりません。
清掃性については、装置を直視出来ないため、清掃は比較的難しいと言えますが、舌の自浄作用がそれを補っていると言う先生もいます。
また、リンガル矯正は唇側の矯正に比較して、治療期間が長くなると言われていますが、熟練した術者が担当すれば治療期間には違いはないと思います。ただし、特に咬み合わせの深い症例では、リンガル矯正のバイト・プレーン効果により効果的な治療が可能なため唇側より早期に完了する可能性があります。
したがって、症例によっては、リンガル矯正の方が良い結果を出せる可能性が高いと言えますから、一般的な矯正に比べて矯正治療機能が劣ることはありません。ただし、リンガル矯正では、矯正専門医の経験と高度の矯正技術が必要ですから、担当医の選択には十分注意する必要があります。

リンガル矯正(症例と質問)
 http://www.aoyama.or.jp/kagai.html
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1033110555

青山審美会歯科矯正 (東京渋谷)

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