小谷田 仁(歯科医師)- Q&A回答「Re:乳歯列期の第一期治療で使用する装置」 - 専門家プロファイル

小谷田 仁
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます

小谷田 仁

コヤタ ヒトシ
( 東京都 / 歯科医師 )
医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック 
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乳歯列期の第一期治療で使用する装置

心と体・医療健康 矯正・審美歯科 2012/05/14 17:06

乳歯列期の第一期治療で使用する装置のことでお聞きしたいことがあります。
一番最初に作る装置は、治療の状況によって作り直すことがあると、お聞きしたのですが、一番早い場合の症例では、最初に作成してから、どの位の日数で作り直しますか?
作り直す回数は、一番多い症例・平均、それぞれ何回位ですか?
人によって様々であることは承知ですが、目安として教えてください。
よろしくお願いします。

syosyuさん ( 神奈川県 / 女性 / 35歳 )

Re:乳歯列期の第一期治療で使用する装置

2012/05/15 10:25
( 2 .0)

(回答)

乳歯列期の第一期治療との事ですが、この時期の装置は、歯の生え変わりの状態、治療の進み具合、などによって装置を作り直す必要が生じます。
作り直す回数、一番多い症例・平均、それぞれ何回などについては、現在の症状が分からなければ回答は難しく、本来は担当医が以上の質問事項に回答した上で治療は開始されるべきだと考えます。
したがって、症状を把握している担当医に率直に質問して下さい。

アメリカ矯正学会は、あなたのお子さんが7~8歳になったら矯正専門医に、矯正の相談をしてくださいと宣伝しています。
これは、基本的に前歯4本が出てから、予防的矯正が一般的に開始されること。
および、矯正治療を受けるためには、治療を受ける本人の矯正にたいする最低限の理解と自覚が必要であり、あまり早期に矯正を開始すると子供に精神的なストレスを与えることになるので、7~8歳ぐらいになれば矯正する意味が本人にも分かる様になるということでしょう。
また、子供の矯正治療で早めに、7~8歳で治療した方がよいケースとは、出っ歯や受け口の様に上顎と下顎の前後的な成長のズレがあるケースになります。
したがって、上顎と下顎の前後的な成長のズレがなければ矯正を急ぐ必要はありませんし、あなたのお子さんが歯の大きさと顎の大きさの不調和が原因のケースであれば、
顎を無理に広げても、顔と調和した範囲でなければ後戻りしますし、ほとんどのケースは顎を広げる処置をしても、将来的にブラケットが必要になるケースになると思われます。
また、ご質問の様に今から顎を広げる処置をしておけば、将来ブラケットをつけることになったとしてもその期間が短くすむということは、あまり期待できません。
したがって、上下前歯4本が乳歯から永久歯に生え変わった後に矯正歯科専門医に相談するのが一般的には良いと思います。
大人の前歯が出るまで、余計な心配をしないで、伸び伸びとお子さんを育てて下さい。

青山審美会歯科矯正クリニック(JR渋谷駅、表参道)
院長の専門分野 舌側矯正(ぜっそく矯正)、リンガル矯正、裏側矯正
http://www.aoyama.or.jp/lingul.htm



幼児、子供の矯正(QA)
http://www.aoyama.or.jp/yahoo_kodomo.html
 

評価・お礼

syosyu さん

2012/05/15 17:30

回答ありがとうございました。
参考になりました。

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