
小日向 るり子
コヒナタ ルリコ出社時の恐怖
心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2013/10/05 20:5029歳男性でアルバイトをしています。
アルバイトの概要ですが、バーでの接客等を行っています。期間的には基本的に週二回の勤務プラス不定期勤務で二年程になります。
以前身近な友人が似たような症状でうつ病診断されたという事を目の当たりにしていたので、もしかしたらと思いご相談したく思いました。
最初の半年くらいは、特にですが毎回入店前に極度に緊張し、仕事中はパニックになり、その事で終わってから自己嫌悪になる、の繰り返しでした。初めての業種だったこと、また店主の支えにより、なんとか乗りきり、それ以降はミスやトラブルもあるものの、特に今回の相談の本題のような事にはなりませんでして過ごしてきました。
が、ここ最近ですが、月に4から6回程、出勤当日に、仕事開始の時間が迫ってくるにつれて強くなる感じで、最初の頃の緊張とはまた違う、不安や憂鬱、酷いときは軽い吐き気がするときや頭痛がするときがあります。それを理由に休んだり業務中に体調不良になったことはありませんが、テンションがなかなか上がらなかったり空回りだったりしたときはあります。
この症状の最初の頃は、内心何か直近の反省を引きずってしまっているのかな、とか、今日は単純に体調が悪いのかな、と思っていたのですが、あまりにも毎回のように続いたので、もしかして友人のうつ病と同じような症状なのかなと思い悩んでます。
自覚しているのは、現在スタッフが私一人なので責任感を強く感じている、現在ちゃんと働いている訳ではないので真剣に就職等考えなくてはいけない、という悩みは平行してあります。
今回のうつ病かどうかという事と関係あるかはわかりませんが、ともかく差し当たりは解決方法があれば万全の状態で勤務をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
だいすけ919さん
(
東京都 / 男性 / 29歳 )
早期の治療をおすすめします
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だいすけさんはじめまして。
フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
私は医師ではないので、憶測でも病名をつけたり診断をすることはできませんが、だいすけさんが「初期のうつ状態」であることは確かだと思われます(ちなみに「うつ状態」と「うつ病」は異なります)。「状態」はその名の通り「そうである状態」ということです)。
鬱という状態は、ストレスだけが引き起こすのではなく、気質的なものに環境や状況が加わって発症するというのが現在の定説です。
6人に1人が一生のうちに一度は鬱状態になると言われている現在ですので、それほど重く考える必要はありません。それを理由に欠勤したり早退することがないのでしたら軽症です。
どうか、今のうちに心療内科か精神科を受診されてください。
今でしたら軽い安定剤を飲めば出勤前の症状は落ち着くと思います。
症状が落ち着いたら仕事中は業務に没頭でき、そのうち「あ、薬飲まなかったけど大丈夫だった」というところですぐにまた日常に戻ることができます。
これが、自分の努力とか気力でなんとかしようとすると、「あ、また気分悪い」「今日もなったらどうしよう」という、いわゆる予期不安が強くなり、症状が悪化します。悪化して社会に出ること自体をいったんリタイアしてしまうと、復帰までにはその3倍の時間がかかるといわれています。
また、夜の仕事というのは生物本来の生体リズムと反したことをしているため、太陽の光を浴びると放出されるメラトニンが生成されず、鬱症状を起こしやすいのです。
鬱も初期の対処が肝心です。
今の状態を精神論で何とかしようとしてもがくより、きちんと受診して薬で症状を抑えて日常生活を送り続けることが大切です。
東京でしたら多くの精神科・心療内科クリニックがあると思いますので通いやすいところを早期に受診してください。
また何かありましたらご相談くださいね。
評価・お礼

だいすけ919 さん
2013/10/07 12:14
ご回答頂きありがとうございます。
鬱状態を引き起こしやすいとは知りませんでした。また、鬱だった場合、病院に伺って薬を処方して頂き飲み続ける結果になることに抵抗があったのですが、そんなに抵抗を感じるようなものではないということや、逆に放置すると悪化するだけ、というのは、間違った思い込みをしていたのでとてもびっくりというか参考になりました。
おかげさまで、一歩踏み出せそうな気がしてきました。まずは軽度の鬱状態である今のうちに、お勧め頂いている通り精神科へ早めに伺ってみるようにします。ご回答ありがとうございました。
小日向 るり子
2013/10/08 16:00
高評価とお礼のコメント、ありがとうございます。
現在の精神科系の薬は、正しく用量を守って服用すれば何も怖がるものではありません。
だいすけさんの場合でしたら軽い安定剤が処方されるくらいだと想定しますよ。
朝型の生活をしよう!と言われるのは、精神衛生上非常に効果があるからです。
朝10分太陽の光を浴びるだけで、脳内からメラトニンという物質が生成されます。
鬱症状は、このメラトニンの不足によって起こることが現在の医学で解明されています。
もし、現在の生活パターンをしばらく続ける必要があるようでしたら、ちょっとしんどいかもしれませんが、お天気がいい日は外に出て、5分でも太陽の光を浴びて軽くストレッチをしたりしてみてください。
お休みでしたらまた2度寝してもよいので。
がっつりと「薬」に頼るという心持ではなく、一時的にお薬の力をかりて、割り切って服用し、日常生活ではなるべく太陽の光を浴びるという生活を心がけてくださいね。
また何かありましたらご相談ください。