
小日向 るり子
コヒナタ ルリコ娘が心配です
心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2013/09/08 03:34高校三年生の娘を持つ母です。
娘の行動が少し心配になりましたので、相談をさせて頂きます。
いくつか心配な点があるのですが、まず家の中で奇声をあげていたり、高校三年生にもなるのに家の中ではおしゃぶりをしています。
お風呂にも全く入らず、歯磨きも出来ていません。受験生にも関わらず勉強も全く手につかない状態で、まず習慣付けということが全くできないようです。
一見発達障害のような行動に見えるかもしれませんが娘は頭は良く、このような行動は家の中だけで外では普通に過ごせているようです。
しかし外でも一つ大きな心配事があり、娘が笑顔しか見せないことです。
これは私も素晴らしいことだとは思うのですが、何にしろずっと笑っているので、無理して笑っているのではないか娘に聞いたところ、
人前に出るとどんなに落ち込んでいてもスイッチが入ったように反射的に笑顔になってしまうので無理してもなにもどうも止めようがないとのこと。
私の前でも兄の前ですらほとんど笑っているのが現状です。
しかし夜になって寝静まる頃、隣の娘の部屋から時折すすり泣きをしている音が聞こえてくることがあり、次の朝本人に聞いてみても笑ってごまかされるばかりで…
うちが片親だということが娘に影響しているのでしょうか、はたまた誰も知らない悩みがあるのでしょうか
娘の奇行ともいえる行動とこの笑顔を合わせて、娘は今どのような状態にあり、どのような対応をしたらよろしいのでしょうか?
あるかさん
(
茨城県 / 女性 / 47歳 )
「退行」という心理だと思われます。専門医にご相談してください
- ( 5 .0)
あるかさんはじめまして。フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
娘さんの状態は「退行」と呼ばれる心理状態であるように思います。
これは、ある年齢で精神の発達が止まったまま月日だけが流れて年齢だけは18歳になっているということです。
娘さんの行動は、本来3歳児の取るような行動ですが、娘さんが産まれてから3歳になるまでの間に娘さんにとって衝撃的なことが家庭で起きてはいませんか?
(例えば離婚をしたとか、母であるあるかさんがその時期に娘どころではない心理状態にあり、十分に娘さんに愛情を注げなかった、等です)
思いあたることがあるならば、それが問題行動の根底にあります。
「笑ってばかりいる」という行動についてですが、それは娘さんが自分を守る防衛手段として身に着けた行動の可能性が高いです。
笑っていると、娘さんの中でメリットになることが幼少期にありませんでしたか?
思い出してみてください。心あたりがあるのでしたらそれが原因です。
さて、どうしたらよいかということですが、娘さんの心が止まってしまった年齢まで遡り、そこから育て直しをして心の成長を促さなくてはなりません。
娘さんを18歳とみると奇妙に見える行動も、3歳の心ととれば納得して見れませんか?
その年齢に母親が世話をやいてあげることでできるようになっていくことを、いまのあるかさんがやってあげればよいのです。
これは薬だけで何とかなるというものではありません。
娘さんはとても苦しんでいると思います。あるかさんが「母親」として、娘さんを救うことが唯一絶対の完治手段です。
私は医師ではないため、治療方法などの具体的なことにこれ以上言及することができません。
どうか、娘さんとともに「思春期外来」を訪ねてください。
その際に、私が申し上げた娘さんの幼少期を遡って思いあたる節がないかを探してください。
1人でないと泣けないなんて、娘さんはとっても寂しくて辛いと思います。
「我慢していないで、お母さんと一緒にお医者さんに行ってみよう」
そう声をかけるだけで、救われる心が必ずあります。
どうか感情をありのままに出せる日常生活を、取り戻してあげてください。
※茨城県在住とのことでしたので、下記に茨城県で「思春期の子供を診ることができる精神科クリニック」の情報を掲載したURLを掲載します。
参考になさってください。
http://www.hospita.jp/ibaraki/op54/
また何かわからないことがありましたらご相談ください。
評価・お礼

あるか さん
2013/09/10 22:13
回答ありがとうございます。
先生のおっしゃる通り、娘が3歳の時に夫婦間の不仲が原因で離婚しました。
また、娘が小さな頃泣いたり癇癪を起こしたりすると不愉快な顔をしたり冷たく接してしまっていた記憶があり、とても反省している反面、
今でも他のお宅に比べてとても冷たい母親になっていると思います…
仕事が忙しくて家事のひとつもしてあげられなくて、家に帰れば仕事の疲れからイライラしてしまって娘に暴君のような態度を取ってしまうこともあります。
それでもずっと笑っていた背景には、そんな苦しみがあったんですね。
親子としてもっと向き合い、歩み寄らなければならないことを痛感しました。
本当にありがとうございました。