
小日向 るり子
コヒナタ ルリコすぐ切れる同僚と働いています。
心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2013/05/18 17:26大学病院の看護師です。体調を崩し、現在検査室で働いています。看護師なのに我慢できないのかとかうまく対処できないのかとか言われそうですが、問題解決できず落込む日々です。
看護師一人に3部署に一人の看護助手という体制です。あとは技師さんです。看護師が配属され、そのおかげで看護助手も配属され、看護物品の点検もしてもらえるようになり部署では大変喜ばれたのはつかの間で・・・・。この助手がとんでもないやつだったのです。
前部署ではこの助手と関わった看護師は退職してしまいました。この助手はヘルパー2級をもっているとのことでプライドが高いです。指示しても動きません。かといってその判断は疑問符だらけです。洗面所で患者さんのゴミ箱を洗ったり、シーツ交換はしわだらけ。患者さんがまだ待っている待合室を患者さんを移動してまで掃除する。掃除は患者さんがいなくなってからと何度注意したことでしょう。とにかく私の指示は「はい」といわないのです。逆らうのです。
彼の(48歳男です)視線が怖いです。殺意を感じるのです。辞めた看護師は私よりずっと年下でしたがその気持ちがわかります。勤務室のなかで怒鳴りあったりして大
変だったみたいです。そのときは「仕事を乾された」といって移動当初私に愚痴をこぼしていました。患者の点滴が車椅子に絡まり抜くといった事故を起こしているとききました。
それでも、患者さんに喜ばれる車いすの介助が好きで。やらなくていい、といっているのにやりたがります。病院は患者さんの全部介助する所ではなく、私は能力に合わせて見守るところであるべきだと思っています。前職の介護職をなぜ辞めたかわかりませんがやってあげるのが好きみたいです。想像するだけですがリストラされたのではないでしょうか。
昨日私の言ったことが何か気に入らなかったみたいで(ストレッチャーを掃除してね)大きな音をたてて「あったまきてものにあたり憂さ晴らしをしてやった」原文のまま
技師さんと同じ時期に貸与されたモップが壊れかけてます。もちろんもののあたるからです。感情をすぐあらわにする。怒鳴る。私も怒鳴られました。
「○田さんだって他のひとだってすぐおこるっていってますう」だと。毎日毎日こんな感じで私も壊れそうです。
上司に相談しても3年契約だから(次はないから我慢して)それまでがまんできません。どうしたら問題解決できますか。
柚子remonさん ( 千葉県 / 女性 / 54歳 )
敵の正体を知りましょう
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柚子remonさんはじめまして。フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
とてもストレスフルな環境ですね。心配です。
私のサラリーマン時代にも「クラッシャー」と影で呼ばれている方がいました。そのあだ名の由来は、その方と組んで仕事をする同僚や部下がことごとく潰れていくことからです(退職、休職等)。クラッシュ=潰すからのあだ名ですね。
そして私も。その方と一緒に仕事を組んだときにそのあだ名の意味を実感することになりました。幸い、その悩みを共感できる同僚や上司に恵まれていたのと期間が短かったことで、私自身はクラッシュされずに済みましたが、続いていたらと思うと今でもゾっとします。
と、いきなり自分自身の話でごめんなさい。でも、だからこそ柚子remonさんがとても心配です。
ただ、私は当時から少しずつカウンセリング(心理)の勉強をしていて、そして今になってわかったことがあります。クラッシャーの正体が何であったのかを。
こうした方の行動の背景には、パーソナリティが未熟であるという原因があります。
パーソナリティとは「自分が他の誰でもないかけがえのない【自分】であるという感覚」です。己を形作っている思想、理念、感情などのすべてです。
パーソナリティが確立されていないと、自分と他人の間の境界線があいまいになります。すべてを自分のパーソナリティと同一視したいのです。ですので、自分がやりたいことに協力しない人、反対意見を唱える人は全員敵。それはすごい行動で攻撃してきます(特に男性の場合は物を破壊するなどの暴力行為となることが多いです。女性の場合は自分を破壊する自傷に向かうことが多いのですが)。
ただ、怒りの中にある根本の感情は「寂しさ」。車いすの介助が好きなんですよね。とても顕著な行動です。寂しいから、自分がここに生きていていいという実感が不安だから、言葉での感謝される行動が大好きなのです。
補足
柚子remonさんと同じ価値観の中で、その同僚をみようとすると、絶対に潰れてしまいます。少し乱暴な言い方かもしれませんが、「敵の正体を知る」ことです。
敵と戦うことは心身を消耗することに違いはありません。でも「敵が何者であるのか」を把握しているだけで、だいぶ心持が違います。行動が推測できるし、その背景の感情を把握することで、柚子remonさんに余裕が生まれるのです。
私は医師ではないので、診断名などを推測でも記載することは医師法抵触にあたりできないのですが、参考までに下記書籍を一読されることをおすすめします。
「境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本」 牛島定信[監修] 講談社
また、プロファイル内の私のコラムでも「境界性パーソナリティ」について連載をしていますので、よろしければご参考になさってください。
お身体をご自愛くださいませ。また何かありましたらご相談ください。
評価・お礼

柚子remon さん
2013/05/20 23:44
柚子remonです。回答ありがとうございました。初めて聞くクラッシャーという言葉に見事に当てはまりました。少し耳が悪いようで普通の会話も大きな声でがまりたてるようにしゃべるので怒鳴られているように感じます。自己中心で私が患者さんと接していても遠くから呼びたて勝手にしゃべっています。空気が読めません。私に話しかけるときは確認するように。患者さんと話しているときは待つように。仕事の指示は紙に書いています。なるべく直接話さないようにしています。それでもたびたび怒鳴るので、つらいです。
「敵を知る」ですね。嫌いな奴のことで頭をいっぱいにしないで好きな人 好きなことを考えようとは思いますがなぜこんなに仕事を離れても頭一杯です。
彼の世界 彼の持つ劣等感 弱いところを私が刺激することで何か引き寄せてしまうのでしょう。彼の前に立つ私は一番いやな女になります。思い切り蹴飛ばしたくなります。ヒステリーぽくなります。攻撃的に私もなってしまいます。同じ土俵に立つのはみっともないと思っているのに。
「境界性パーソナリティ障害」の本は持っています。以前一緒に働いた人がまさしくこの性格でした。
もし私が殺されたら悩んでいた柚子remonを思い出してください。