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後藤 一仁
ゴトウ カズヒト
(
東京都 / 公認不動産コンサルタント
)
株式会社フェスタコーポレーション 代表取締役社長
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「粋」を継ぐ街、「東京・浅草」
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2012-08-21 19:24
江戸の文化・芸能の中心であり、戦前までは東京随一の繁華街として栄え、今でも訪れる人に下町情緒を感じさせてくれる街「浅草」。
その浅草の中心的存在である浅草寺は都内最古の寺院で、起源は推古天皇の時代である628年と言われています。
その浅草寺の境内で発展した「仲見世」もまた、日本で最も古い商店街の一つで、その歴史は徳川家康が江戸幕府を開いた頃にまで遡ります。
江戸開府の頃、浅草寺への参拝客が一層賑わうと、境内の掃除役を課せられていた近くの人々に境内や参道上に出店の特権が与えられたのが仲見世の始まりといわれています。
その後、明治時代に入り、煉瓦造りの洋風の仲見世が誕生したのですが、大正12年の関東大震災で壊滅してしまいました。そして同14年に鉄筋コンクリート造の仲見世に生まれ変わりましたが、今度は昭和20年の戦災で内部が焼失しました。しかしその時もいち早く復興を遂げました。
浅草には、長い歴史のなかで、震災や戦災で壊滅的な被害を受けながらも、その都度、目覚ましい復興を遂げ、江戸から東京へと「粋」を守り通してきた逞しさを感じます。
(撮影/ 後藤 一仁)
■寅さんのふるさと「柴又」→ http://profile.ne.jp/w/g-3772/