側彎症について
心と体・医療健康 体の不調・各部の痛み 2008/08/31 15:19はじめまして。現在未婚29歳の女性です
20歳のころ飲食店で重い荷物をよく運んでいました。
21歳の健康診断で初めてS字側彎症と診断され、
曲がってしまったものは仕方がなく、
とくに問題なしとのこと。
本当に曲がってしまった骨は戻らないのでしょうか。
最近背中の肺部分が痛み二日間ほど寝ている状態です。
この痛みは背骨と関係ありますでしょうか。
今後の対策についても教えてください。
ようこdesuさん ( 愛知県 / 女性 / 29歳 )
脊柱側湾症について
はじめまして、川井筋系帯療法の川井太郎と申します。
脊柱側湾症は、脊柱(背骨)が縦方向でのねじれを伴なって横方向へ湾曲した状態で、先天的な特殊なケースもありますが、多くは成長期の頃に背骨が湾曲して成長してしまうケース(突発性、構築性側湾症と呼ばれます)です。
発症頻度は、男女比で1:3ぐらいの割合で女性が多く、どちらかというと、背の高い、細身の美人系、モデル体形の方が多いと思います。
日常生活の不良姿勢などにより単純に脊柱が横方向へ湾曲した状態(単純側湾、いわゆる「身体のゆがみ」)と異なり、縦方向でのねじれを伴なって肋骨や脊柱の靱帯が固まり、成長が完了しているために、現在の年齢から脊柱を真直ぐに近い状態にもどすのは、なかなか難しいのが現状です。
脊柱の湾曲がよほど強い場合(X線検査計測で55度以上)には、老年期に心肺機能への影響が出やすくなるため手術(湾曲度合を半分程度に戻す)の適応症になりますが、これ以下の場合には、通常手術の対象となりません。(手術も大掛かりなものなので)
一般的に20度以下の脊柱側湾症はあまり問題とならず、30度ぐらいから腰痛や肩こりなどの症状が出やすくなります。
脊柱を真直ぐ近くに戻すことはむずかしいのですが、
手技療法で骨盤や股関節角度を整え脊柱への影響を減らし、肩甲骨角度を整えることで、腰痛や肩こりなどの症状改善、見かけ上の姿勢の安定は図ることができます。
年齢的にも症状が出やすくなってくる頃ですので、頻繁に症状が出るようでしたら、信頼できる手技療法専門家(整体やカイロなど)で、できるかぎり体の状態を整えておくほうがよいでしょう。
ご参考にしてください。
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