義母の便秘について
心と体・医療健康 体の不調・各部の痛み 2011/06/07 15:53こんにちは。78歳の義母と同居を始めて1ヵ月ほどになります。
義母は30年ほど前に子宮筋腫の手術をしてから便秘がちになり、内科でお薬をもらっていたのですが、なるべく薬に頼りたくないそうで、ひどい時(1週間ほどお通じがないときなど)に飲んでいるようです。
私たちと同居するまで20年以上ひとり暮らしをしており、できあいの総菜や外食にたよりがちで、栄養バランスなどはそれほど考えていなかったようです。同居後の食事は、塩分を控えめにし、食物繊維や乳製品、フルーツを採り入れるなど、それなりに配慮してきたつもりですが、なかなか改善されません。
足を痛めたため、あまり運動ができないというのもよくないのだろうと思います。
手術によってどこかの筋力が衰えるなどして、腸のぜん動運動が妨げられているのかなどとも思いますが……。
できれば、すっきりさせてあげたいのですが、よい方法はないでしょうか。よろしくお願いします。
佳音さん ( 愛知県 / 女性 / 48歳 )
高齢者の便秘について
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はじめまして、川井筋系帯療法の川井太郎と申します。
一般的によくある便秘の原因としては、
1.腸内で消化作業をする善玉菌(乳酸菌など)の不足や便を排斥する
食物繊維の不足などによる腸内環境の不良
2.精神的ストレスによる自律神経の乱れ
3.胃や腸の運動不良(寝たきりなどによる生活動作の低下や
「骨盤のゆがみ」などによる腸外環境の不良)
4.水分不足(特に幼児やご年配者)
などがあります。
ご年配者の場合、よくあるのが3.4.の原因です。
食べ物を消化吸収する胃や小腸・大腸は、お腹の狭い空間(腹腔)の中で
ゴロゴロ動いて(ぜん動運動)食べ物を消化・移動していますが、
骨盤が傾斜したりねじれていたりすると(「骨盤のゆがみ」)、
お腹周りの筋肉が過剰に緊張して腹腔の形がゆがみ、胃や小腸・大腸などが
圧迫されたり、引っ張られたりしてスムーズなぜん動運動ができなくなります。
(腸外環境の悪化)
そのため便秘やむくみの原因なります。
義母様が30年前に子宮筋腫の手術をしてから便秘がちになってきたことからすると、
手術の影響で骨盤内で組織癒着が起こってしまったか、
「骨盤のゆがみ」が大きくなった可能性が考えられますね。
また、ご年配者の場合、頻尿になるのを煩わしがって水分摂取を控えてしまうことで
便秘になっているケースもよくあります。
便秘や排尿不良は、老廃物や有害物質を体外に排斥できないため、
様々な体調不良の要因になります。
まずは、お腹周りを毎日マッサージするとともに水分補給をしっかりさせてみましょう。
また、足や腰も悪いようでしたら、お近くの信頼できる手技療法専門家(整体やカイロなど)で「骨盤のゆがみ」や体全体の筋肉の緊張状態を診ていただき動きやすく整えていくのがよいかもしれません。
ご参考になれば幸いです。
参考ブログ:便秘と骨盤のゆがみの関係
http://kawaikinkeitai.blog35.fc2.com/blog-entry-186.html
体にやさしい骨盤ゆらゆら整体:川井筋系帯療法治療センター
東京 横浜 船橋 さいたま新都心 名古屋
http://www.kawaikinkeitai.co.jp/
評価・お礼
佳音 さん
2011/06/13 14:13
お礼が遅くなって申し訳ありません。
丁寧に説明してくださり、たいへんわかりやすかったです。
私が水分をたくさん摂るように言っても消極的だった義母が、
ご回答の画面を見せながら読み上げたところ、
以前より多めにお茶などを飲んでくれるようになりました。
すぐに結果がでるわけではないかもしれませんが、
水分摂取とマッサージ、手技療法も採り入れて、薬に頼らない治療を進めようと思います。
どうもありがとうございました。