石野 恵子
イシノ ケイコグループ
運動・勉強が伸びるコツは・・・仮眠をとろう!
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日本経済新聞7月22日に日曜版で「運動・勉強伸びるコツはすかさず仮眠」と紹介された。(以下抜粋)
最近の研究で、スポーツや勉強ができるようになりたければ仮眠をとる利点がわかってきたらしい。ポイントは運動や勉強を終えた後、すぐに寝ることだ。睡眠中に脳が活発に働き、覚えた体の動かし方や知識が記憶として固定されやすい。
早稲田大学の内田教授の実験の実例がおもしろい。ジャグリングを経験のない人が習得するのに、仮眠をとったグループは前日の二倍近くできるようになったのだ。下手に練習を長時間続けるよりも、定期的に仮眠をとった方が効果がよい、と国立精神・神経医療研究センター栗山室長も指摘する。
知識の獲得といった学習にも効果がある。特に、覚えたい情報を詰め込むのは寝る直前がよい。勉強の合間に仮眠をとるようにすれば、学習の効果が上がりやすい。一夜漬けは科学的には効果が期待しにくい。
運動や勉強に打ち込む受験生やスポーツ選手など、昼間に過大な情報入力がある場合、「通常の睡眠だけでは脳が情報を処理しきれない可能性がある」(栗山室長)ため、仮眠も組み合わせて分散処理すると、高い学習効果が期待できるという。
では、仮眠はどのくらいの時間が効果的なのか。「勉強直後に60分程度の仮眠をとるのが目安だ」と栗山室長は話す。ただ。30分以上寝ると、脳が完全に目覚めるまでに時間がかかるため、寝起きの悪い人は注意。15分程度の短い仮眠は昼間の眠気解消に役立つ。こうした特徴をふまえて使い分けてみてはどうだろう。
詳しい脳の仕組みについては日経新聞をご覧下さい。