石野 恵子
イシノ ケイコグループ
地域でパラスポーツ体験!~第3回かながわパラスポーツフェスタ~
-
11月21日、横浜市立大学(横浜市金沢区)の体育館で「第3回かながわパラスポーツフェスタ」が開催され、地域の人々が休日の午後を楽しんだ。このイベントは、神奈川県のオリンピック・パラリンピックグループが企画し、神奈川県が主催、横浜市のほか、第一生命などが共催して開催された。
最初に講演が行なわれ、今回からオリンピアンも参加。長距離ランナーの渡辺康幸氏がマラソンの強化などについて話した。
パラリンピアンからは、静岡県浜松市出身のパラリンピアンで日本最多の21のメダルを獲得した河合純一が登場。夢への努力や工夫について話した。河合は、現在は神奈川県大和市在住。「障害があっても、不便さは感じるが、不幸ではない。好きな水泳をあきらめることなく、能力の限界を発揮するパラリンピックに挑戦することもできる!」と話し、パラリンピックの魅力を語った。来年9月7日から開催されるリオ・パラリンピックや5年後の2020年8月25日に開会式が行なわれる東京パラリンピックの応援をしてほしいと呼びかけた。
オリンピアン・パラリンピアンの講演とスポーツ体験がセットで行なわれ、地域の子供からお年寄りまでが、ランニング、車いすバスケットボール、ボッチャなどのスポーツ体験があった。
取材の一環として、私は車椅子バスケットボール体験会に参加した。初めは前に進むのも、方向転換もぎこちない操作だったが、ランニングシュート練習を数回するうちに、ボールに集中すると、車椅子が体の一部のように感じ、操作もスムーズにできるようになってきた。5分間の模擬試合では、子ども達に混ざりコートを走りまわった。ルールは意外にシンプルで、通常のバスケットル・ルール他に車椅子2回こぐと1回ドリブルをする、車椅子の故意の接触は違反などがある。乗り物に乗る楽しさ、スピード感、チームプレーの面白さは、やみつきになりそうだ。
2020年、パラリンピックの日本開催が、東京だけでなく、周辺地域での人々の意識を変えるよいチャンスになっているようだった。
<参考>
第3回かながわパラスポーツフェスタ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f533472/