こんにちは！white whiteの石井です。

皆様ガミースマイルという言葉はご存知でしょうか？インターネットやSNS等でこの言葉を見聞きされたことがある方も多いかと思います。ガミースマイルとは笑った時やお口を開けた時に歯ぐきが見えすぎてしまう状態をさします。一般的には笑った時に歯ぐきが3mm以上露出しているとガミースマイルと言えます。日本人に多いとされコンプレックスを感じ審美歯科治療や美容整形で治療をされる方も多いようです。

◇ガミースマイルになる原因

ガミースマイルが起こる原因は骨格や歯並び、お口周りの筋肉や上唇の動き方、歯ぐきや歯の大きさが関係しています。原因は一つではなくこれらの要因が複合的に絡み合ってガミースマイルが起こることも多いです。

◇ガミースマイルの治療法

ガミースマイルの治療法は大きく分けてセラミッククラウンやラミネートベニアなどを被せる補綴治療、ワイヤーやマウスピースなどの装置を使用し歯を動かしていく歯列矯正、歯ぐきや粘膜や骨を切除する外科治療の３つに分けられます。症例によっては補綴治療、歯列矯正、外科治療を組み合わせて行う必要があります。様々なガミースマイルの治療法の中でも今回はセラミックを用いた補綴治療についてご説明します。

◇セラミックによるガミースマイル治療

セラミックを用いたガミースマイル治療では歯肉整形といって歯ぐきのラインを整える治療を加えることで笑った時の歯ぐきの露出量を減らしガミースマイルを改善します。具体的な歯肉整形の方法としては歯ぐきに局所麻酔をした上で理想的な歯ぐきのラインになるよう電気メスを使用して歯ぐきを切除していきます。麻酔がきちんと効いていれば術中の痛みはほとんどなく、術後に軽い痛みがでたとしても１ー２週間程度で収まってきます。歯肉整形を行い歯ぐきのラインを整えたうえでセラミッククラウンもしくはラミネートべニアを装着することで理想的な歯ぐきのラインのまま後戻りすることなく美しい口元を維持できます。クラウンなどの補綴物を用いて治療をすることで歯の形態や並び、白さなども合わせて改善することができます。また、セラミックによるガミースマイル治療は１－２年ほどかかる矯正治療と比較して２か月程度で完了するため治療期間が短いことも特徴的です。

◇セラミッククラウンとラミネートべニアについて

セラミッククラウンとはセラミックでできた被せ物を指します。ラミネートべニアとは歯の表面に貼り付けるセラミック製のシェルを指します。セラミッククラウンの治療はラミネートべニアでの治療と比較して歯を多く削る必要がありますが歯の形態や並び、色味の自由度が高く強度も高いことが特徴です。ラミネートべニアはセラミッククラウンでの治療と比較して適応症例が限られますが歯を削る量が少ないことが特徴です。歯科用セラミックは一般的に強度も高く透明感も兼ね備えた審美性に優れたものが多いため理想に近い口元に仕上げることができます。

◇まとめ

・ガミースマイル治療は大きく分けて補綴治療、歯列矯正、外科治療がある

・ガミースマイルを根本的に改善する方法としてセラミックを用いた補綴治療がある

・セラミック治療は矯正治療などと比較して短期で治療が完了する

・セラミックを用いたガミースマイル治療は後戻りの可能性が低い

・セラミックを用いたガミースマイル治療では歯並びや歯の色味も改善することができる

  よろしければこちらの症例も併せてご参照ください。